ワークマンから2024年秋冬の新作として登場したアウター「裏ボアMA-1タイプフーディ」は、人気の「MA-1タイプ」シリーズのひとつ。アウトドアでの着用はもちろん、シンプルでスタイリッシュさもあるデザインがタウンユースでも映え感を発揮すると評判で、価格も手頃な3,500円(税込)とあり話題沸騰中だ。実際にワークマンの店員さんからも「なかなか入荷が追いつかず、入ってもすぐに売れてしまいます」との証言を得ている。

 今回は、アウトドアと街中の両方で着用し、暖かさや機能性、着心地についてレビュー。秋冬の人気アイテムとなる理由を探ってみた。

■「裏ボアMA-1タイプフーディ」5つのおすすめポイント

裏側のボアがとにかく暖かい。シチュエーションによりフードを外せる

●裏側にボア素材を採用して暖かい

 11月のキャンプで着用したが、中綿入りで、裏側のボア素材がしっかりと暖かさをキープしてくれるおかげで、冷え込む早朝や夜間でも快適に過ごせた。それにしても、裏側のボア素材は毛足が長くふわふわな感触が心地よい。

●フード付きで首回りまで暖かい

 フードの内側もボア仕様であり、首回りからの冷たい空気の侵入を防いでくれる。デザイン面でも、フード付きという点が他のMA-1ジャケットと差別化されているのが特徴。また、フードは取り外しができるので、気候やファッションにも合わせやすい。

●ポケットが多く使い勝手がよい

 ポケットは全部で4つ(サイドポケット2、内ポケット1、左袖ポケット1)。サイドポケットは手を入れられるだけでなく、容量があるのでいろいろと使い勝手がよい。内ポケットにはスマホなどを収納できる。左袖ポケットはファスナー付きなので、鍵などの貴重品を収納するのに便利だ。

●ライディングベルトが付いている

 背中の裾の中央に、ズボンのベルトに止められる「ライディングベルト」が付いている。バイクや自転車での走行時に、風による背中側のバタつきを抑えることができ、裾からの冷たい空気の侵入を防ぐのにも役立つ。実際に筆者の長男に自転車通学の際に着させてみたところ「風にあおられても背中側が浮き上がらなくてよかった」との感想であった。

●お手頃な価格設定

 縫製が細かいところまで丁寧に仕上げられており、フロントファスナーは高品質で知られるYKK製を使用。納得の品質と保温性、使い勝手のよい機能が備わっていて、3,500円(税込)。ワークマンならではのお手頃な価格設定が何より魅力だ。

フロントファスナーには高品質で知られる「YKK製」を使用。縫製も丁寧だ

■街着としても使える洗練されたデザイン

街中でも映えてスマートに着こなせる
ミリタリー感を残しつつも、男女問わず着こなせるデザインだ

 「裏ボアMA-1タイプフーディ」は、アウトドアはもちろん、タウンユースにもマッチする。MA-1ジャケット特有のシンプルなデザインだが、ミリタリー感がありながらも、襟元から覗くボア素材のふわふわ感やアイボリーカラーが柔らかな印象をつくり、カジュアルにも着こなせる。さらにフードを取り外すと、スッキリしたスマートな印象になり、きれいめに着こなすこともできる。着回しの幅が広がるのも利点だ。