ワークマンの「メリノウール」といえば、インナーが有名だが、実は靴下も隠れた名品。スポーツやアクティビティの際に着用すると靴の中が快適に保たれ、普段使いでも驚くほど快適だ。筆者は3年前から愛用し、毎年リピート購入している。今回は筆者がワークマンのメリノウール靴下を選び続ける理由や、使い心地について詳しくレポートする。
■ワークマンのメリノウール靴下を愛用するワケ
メリノ種の羊から取れる「メリノウール」は、高機能な素材ゆえに高価なアイテムが多かったが、数年前からワークマンが手頃な価格でさまざまなアイテムを展開。2024年もインナーやレギンスが発売され話題となっているが、今回注目するのは消臭効果と速乾性に優れた「靴下」だ。
●消臭効果で「におわない」
メリノウール靴下の特徴の1つが、優れた消臭効果だ。1日中外で作業した日や、革靴で1万歩以上歩いた日は、靴を脱ぐとやはりにおいや湿気が気になる。しかしメリノウールに変えてからは、においがそれほど気にならなくなった。外出先で靴を脱ぎ履きするシーンでも安心だ。
●「むれ」から開放される快適さ
外と室内との寒暖差がある冬は厚手の靴下を履くと、足が蒸れやすく不快に感じることもある。特に冬に履くブーツや、革靴は通気性が悪いのでなおさらだ。
しかし、メリノウールは保温性を保ちながら速乾性にも優れているため、足元が湿っぽくなることが少ないと感じる。軽い運動なら不快感もなく、サラッとしている。さらに、洗濯後の乾きが早いのも冬場にうれしいポイントだ。
■3年分のメリノウール靴下を比較
筆者は、くるぶしあたりまでの高さの短めのモデルを好んで使用しているが、秋冬春と3シーズン履いて、次の年の秋口に新しいものを購入している。サイズはすべて同じだが、比較すると使い込んだ靴下は少し縮んでいるように感じる。ただし履き心地はそれほど変わらず、窮屈さもない。
足裏の生地は使用に伴いすり減って薄くなるが、丈夫な素材のため穴は空いていない。100回以上は履いているが、ほどよい締めつけと足にフィットする履き心地も大きく変化していないように感じる。そのため、歴代のメリノウール靴下の出番は減ったものの、現在も活躍している。普段使いするなら、耐久性には問題ないだろう。
使用していると毛羽立ちや、毛玉が出る点はデメリットではあるが、消臭や速乾性といった機能にはほとんど影響がない。見た目が気になる場合は、洗濯ネットを使ったりこまめに毛玉を取ったりなどの工夫は必要だろう。