■橋立・裏参道コースで下山
下山は周回ルートである橋立・裏参道コースを選択。終点は秩父鉄道の「浦山口(うらやまぐち)駅」の近くに出るので、ここをゴールとしてもいいのだが、筆者はまだもう少し歩きたい気分だったので登ったばかりの武甲山を眺めて感傷に浸りながら横瀬駅まで戻り、行程を終えた。山頂から横瀬駅までは、登山道と街中合わせて3時間程度だった。
■武甲山の歴史的な背景を感じるために
多くの登山者に愛されている武甲山。ただ登るだけでなく、日本近代史のなかで、採掘地として発展・貢献してきた産業の山であることを学べ、違った視点でも楽しめるだろう。
今回紹介した横瀬駅からのルートは、明治から現在まで続く採掘の歴史の一端を感じ取れるので、事前に調べたうえで歩くことをおすすめしたい。
ルートとしてはトータル21km程と距離が長いため、体力と相談すること。また、早朝にスタートするなど余裕も持って行動するようにしよう。
・行程とタイムスケジュール
横瀬駅(08:00)→石灰工場(08:30)→一の鳥居(09:30)→武甲山山頂(11:00-12:00※休憩)→登山道終点(14:00)→浦山口駅(14:10)→横瀬駅(15:00)
・横瀬駅へのアクセス
東京都池袋駅から特急で約1時間10分。
●武甲山
住所:〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬
●生川・表参道コースの新駐車場
2024年4月1日から主要ルートである生川・表参道コースの近くに新たに無料駐車場が新設された。収容台数は50台。