茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」では、四季を通じて色とりどりの花が咲き誇る。

 春は園内では、チューリップやバラ、スイセンが咲き、4月中旬から5月上旬にかけては青いネモフィラが見られる。4.2ヘクタールの広大な「みはらしの丘」に約530万本のネモフィラが、丘一面を青く染め上げるため、多くの人が絶景を楽しんでいる。その光景は、『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』など、さまざまなメディアに取り上げられている絶景スポットだ。

 今回は、春にひたち海浜公園だけでしか見られないフォトジェニックなお花見の魅力について紹介しよう。

■国営ひたち海浜公園のネモフィラ

 国営ひたち海浜公園は、常磐自動車道・日立南太田ICより約15km、東海スマートICより約13kmの位置にある。園内には駐車場があり、混雑時は臨時駐車場も設けられる。国営ひたち海浜公園は海沿いにあるため、爽やかな潮風を感じながら咲き誇る花を眺め、日頃の喧騒を忘れさせてくれる。

 みはらしの丘に咲く青い絨毯のようなネモフィラが、空と海の青と溶け合う幻想的な風景はまさに絶景の一言。非日常的でフォトジェニックなお花見を楽しめるため、例年は多くの人が訪れている。筆者も何度か訪れており、絨毯のような青いネモフィラの群生と海に浮かぶ船を同時に眺められるという非日常な光景に感動したことを覚えている。

みはらしの丘を青く染め上げるネモフィラの群生(撮影:伏見みう)
空と海とネモフィラの青が溶け合う幻想的な光景を楽しめる(撮影:伏見みう)

 みはらしの丘をゆっくり歩きながら、ネモフィラの群生を眺めるお花見が楽しめる、春の国営ひたち海浜公園。筆者が訪れた際、時折見られる青いネモフィラと花の中にいるてんとう虫の赤のコントラストにも目を奪われた。

てんとう虫の赤と青いネモフィラのコントラストが綺麗(撮影:伏見みう)

国営ひたち海浜公園
【住所】〒312-0012 茨城県ひたちなか市馬渡 字大沼605-4
【開園時間】9:30-17:00(3月1日から7月20日)
【休園日】3月26日から5月31日の間は毎日開園
【入園料】4月6日から5月6日の間は800円(大人)、中学生以下は無料 ※その他の季節は450円(大人)
【アクセス】常磐自動車道「日立南太田IC」より約15km、「東海スマートIC」より約13km
【駐車場】「西駐車場」「南駐車場」「海浜口駐車場」他、混雑時は臨時駐車場
【駐車場料金】:1,800円(大型)、600円(普通車)、300円(二輪車)
【ネモフィラの見どころ】国営ひたち海浜公園 みはらしエリア  ※最寄りの入り口:西口・翼のゲート
【設備】トイレ、休憩所

【公式サイト】https://hitachikaihin.jp/

●【MAP】国営ひたち海浜公園

■この春は、「国営ひたち海浜公園」で一風変わったフォトジェニックなお花見を楽しもう

 国営ひたち海浜公園は、ネモフィラ以外にも色とりどりの花が咲いており、春の訪れを楽しめる。桜の季節が過ぎた4月下旬以降もネモフィラの丘やチューリップなどが見られるので、この春は一風変わった「フォトジェニック花見」を楽しみに国営ひたち海浜公園に赴いてはいかがだろう。

 国営ひたち海浜公園には「林間アスレチック広場」や「バーベキュー広場」やレストラン、カフェなど多くの施設があり、ファミリー連れや友人、カップル同士でも1日中思いっきり楽しめるので、各々のスタイルで休暇を満喫しよう。

色とりどりのチューリップなどネモフィラ以外の花もたくさん咲いている(撮影:伏見みう)