■作戦⑤ 晴天の日を狙い、天候が悪化したら休憩

 青い空の下、白銀の世界を眺めながら滑走するのは爽快の一言。スキー、スノーボードの醍醐味とも言える。しかし雪が降ったり吹雪いたり、想像以上に寒いと楽しさは半減。スキー沼にハマって20年以上の筆者や友人らも、吹雪いたり寒すぎたりする日は心が折れてしまう。

 最初のゲレンデの印象が「寒すぎて足先の感覚がなくなっていった」「視界が悪くて怖かった」になると、次も行きたいという気持ちが薄れてしまう。

 初心者をゲレンデに連れて行く時はできるだけ晴天の日を狙い、天候が悪くなりそうならリスケするようにしている。

 万が一、途中で天候が悪化したら無理せずゲレンデ内のカフェやレストランで休憩し、「せっかくリフト券を買ったのにもったいない」という気持ちを抑え、ゲレンデグルメを満喫するようにしている。

 リフト券代以上に、最初のスキー・スノーボードの印象が最悪になるほうがもったいないので、心が折れそうな天候の時はリスケをするか、カフェに避難しよう。早めに撤収して温泉で一息つくのもおすすめだ。

■作戦⑥ ゲレンデグルメを楽しむ

 最近はゲレンデ内にあるレストランやカフェのレベルが高く、「ゲレ食」と呼ばれ人気を博している。カフェメニューも充実しており、休憩時間も楽しめるのが嬉しい。

 ゲレ食はスキー、スノーボードの楽しみの大きなポイント。現に「あそこのゲレンデグルメが美味しかったからまた行きたい」と言われたことが何度もある。

 誘う予定の初心者の知人に、あらかじめ行く予定のゲレンデグルメの情報を教え、一緒にウキウキワクワクと過ごす日々もなかなか楽しい。初めてのスキーでは程よく滑って程よく休憩して、心とお腹を満足させよう。

■初心者がゲレンデを無理なく楽しめるよう、最初の一歩に気をつけよう

上手く誘って白銀の世界を一緒に楽しもう

 初心者をゲレンデに連れて行く際、最初の印象がよければ上手くハマってくれることが多い。反面、「この前初めてスキーに行ったけど、寒いだけで楽しくなかった」「無理やり急なコースに連れて行かれ、二度と行きたくない」という声を聞くことも多い。

 スキーやスノーボードに慣れてくると初心者だった頃の気持ちを忘れ、自分のペースで嫌な思いや怖い思いをさせてしまうことがある。そうならないよう、完璧な準備をしてスノーアクティビティを100%楽しんでもらえるように心がけよう。

 上手くハマってくれると、いつもなら大変な場面も一緒に楽しめる。最初の一歩に気をつけて、知人や友人、恋人や家族をゲレンデ沼に誘い込もう。