冬真っ只中のこの季節、スキーやスノーボードを楽しむ人も多いだろう。筆者もスキーが大好きで、毎年楽しんでいる。

 白銀の景色を眺めながら、風を切って滑走するのが楽しいスノーアクティビティだが、はじめるとなると、少しハードルが高いと感じる人も多い。

 親しい友人や家族、恋人とゲレンデに出かけたいが、楽しんでもらうためには最初が肝心だ。今回はそんな初心者をゲレンデの虜にするための方法を、友人や夫をスキーに誘い、趣味として定着させた筆者の実体験をもとに紹介したい。

■作戦① 運転はゲレンデ経験者! 予備のギアを貸し出し、至れり尽くせり状態へ

 筆者はよく、友人らと連れ立ってゲレンデに赴いているが、あるときスキー・スノーボード未経験の友人をゲレンデに誘ってみることにした。すると、「道具がない」「朝早くから準備するのは大変そう」と言った答えが返ってきた。

 確かにゲレンデに行くためには、寒い早朝に準備をして、雪道を運転する必要がある(居住地にもよる)。また、ギアがないと楽しめないため、初期投資がかかるのも事実。

 そこで、経験者同士で予備のグローブやゴーグル、古いウェアや板を貸し出し、当日はブーツのみレンタルしてもらい、初期費用を抑える作戦に。

 また、当日の運転は経験者同士で担当し、暖かい車内でゆっくり休んでもらっている間にゲレンデに着くように調整した。

 最初に未経験者を誘う際は、大変な部分を肩代わりし「スノーアクティビティを体験する」ことに重点を置くと、重い腰もいくらか軽くなりそうだ。

 この時の友人は無事にスノーアクティビティにハマってくれた。その後は、スキー旅行でも運転を交代してくれ、一緒に「大変さ」も楽しんでくれるようになった。

グローブやゴーグルなどの小物を貸し出し、レンタル代を抑えハードルを低くしよう

■作戦② 最初はリフトじゃなくゴンドラ

 初心者とゲレンデに行ったら、最初に基本動作を教え、ある程度歩ける、動けるようになったら実際にコースへ。

 同行者が基本動作をできるようになり、いざ初心者コースへという段階で「リフトに乗るのが恐怖」と言われたことが何回かある。

 乗るタイミングや降りるタイミング、降りた後の滑り方などを口頭で説明するが、最初は緊張して怖いというのも無理はない。

初心者はリフトが怖いと感じることが多い 可能であればゴンドラを利用するようにしよう

 ゲレンデによっては、ゴンドラに乗って初心者コースにアクセスできる場所もある。可能であれば、ある程度滑れるようになるまではリフトではなくゴンドラを使おう。リフトを使う際も、スタッフに声をかけ、乗り降りの際に減速してもらうのもおすすめだ。