やってきました、地下鉄御堂筋線中津駅。赴いたのは、大雨の次の日。比べ物にならないほどピーカンに晴れたのはいいが、暑い!  日焼け対策ゼロで来てしまった……。水をガンガン飲みながら徒歩10分ほど歩き、豊崎神社にたどり着いた。

ビジネス街的な街並みから、ひょっこりと小さな花園が現れた……というような嬉しい驚きがある神社だ。紫陽花がたくさん並んでいてカワイイ!

 豊崎神社の御祭神は第36代天皇、孝徳天皇。時は645年(大化元年)、いわゆる大化の改新まで遡る。孝徳天皇が都を飛鳥から難波に移した際、難波長柄豊碕宮を造営したが、その34年後、焼失。平安時代に入り都も京に移ったが、第66代天皇一条天皇は藤原重治に命じ、正暦年間(990年~995年)、荒れ果ててしまっていたその跡地に、孝徳天皇を祀る少祠を建立したのが始まりとされている。一条天皇、グッジョブ……!

主なご利益は、地域守護、国家安寧、病気平癒、必勝祈願、武運長久、出世開運

 ちなみに、一条天皇は2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』にも登場するようだが、まだ誰が演じるかは発表されていない(※6月6日現在)。誰だろう? 楽しみだ!

摂社の「鹿島神社」。ご祭神は武甕槌神。江戸時代初期疫病が流行したため、それをおさめるため鹿島神宮のご分霊を祀ったのが始まりという。コロナが第5類になったとはいえ、まだまだ安心できないし、拝んでおこう。健康第一!
本殿の赤とオレンジも、青空と夏の新緑にとても映える

 花と緑のバランスがよく、とてもキュートな豊崎神社。しかも、おみくじもかわいい。見よ、お伽犬みくじ(500円)を! ただ、現在大河ドラマ「どうする家康」にハマっている私が俄然気になったのは、「徳川武将みくじ」(200円)のほうである。

お伽犬みくじ&徳川武将みくじ