■いよいよお待ちかねの夕食タイム
部屋に一度戻り、オリジナル作務衣に着替えて食事処に向かう。いよいよお楽しみの夕食だ。いただくのは春の特別会席「伊勢海老と牛ロースの龍神蒸し会席」。
先付け、お椀など、1点ずつ丁寧な作りの料理が出てきた。3つ目の宝楽盛りは、3段の鹿沼組子を使い、益子焼の皿が並ぶ。味はもちろんだが、見た目にも美しい。
メインの山海龍神蒸しは、伊勢海老と牛ロース、巻き湯葉などを、目の前で蒸してくれる。鍋に熱した焼石を入れ、そこにお湯を足すことによって「ジュワー! グツグツ」という豪快な音とともに、具材が一気に蒸し上がる。龍王峡の竜神伝説にちなんだというこの料理、まさに龍が暴れているかのよう。
続いて、鯛の旬彩土鍋ご飯、デザート。確かに目と舌、そして耳も喜ぶ満足ディナーだった。