春のお花見といえば「桜」が定番だが、実はほかにも素敵な花々が咲いている。今回は「ミツマタ」という黄色いお花にスポットを当てて紹介する。ミツマタの群生地で、一面黄色(黄金色)に染まる光景は、感動すること間違いなしだ。

■ミツマタはどんなお花?

ミツマタのお花(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 ミツマタは、3〜4月の春にかけて、3つに分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。ミツマタの花は特徴的で、小さな花が集まって半球形をつくって開花する。その姿はまるで黄色いポンポンのようで可愛らしい。鑑賞用のほか、和紙の原料としても有名なミツマタのお花見ができる群生地を3つ紹介する。

■丹沢・不動尻のミツマタ群生地(神奈川県)

厚木市七沢・不動尻におけるミツマタの群生地(写真提供:厚木市観光協会)

 丹沢山塊の東側、「不動尻」は、神奈川県内で最大級のミツマタの群生地だ。斜面一帯をミツマタのお花が黄色に染め上げ、見事な風景を醸し出している。ミツマタの樹木は1~2mほどで、ちょうど人の身長くらいの高さのため、お花を身近に見られる。ミツマタに囲まれながら散策すると、心が癒されるだろう。

 ミツマタが見られる不動尻へは、あつぎ温泉郷・広沢寺温泉から林道を歩いて1時間ほど。

丹沢・不動尻におけるミツマタの最新情報
https://www.atsugi-kankou.jp/site/atsugi-flower/mitumata-fudoujiri.html