四国は東西南北が海に囲まれ、真ん中に四国山地があり、平地が少ない地形となっている。特に高知県と徳島県は大部分が山間部だが、四国の鉄道網は多くの路線で特急列車が走り、快適な鉄道旅が楽しめる。
また、4月3日から5月19日までJR四国が「瀬戸大橋線開業35周年記念 帰ってきた四国満喫きっぷ」を販売(利用は4月8日から5月21日まで)。
このきっぷは「土曜・日曜・祝日を1日以上含む連続3日間JR四国の路線に乗り放題」「特急の自由席に乗車可能」が特徴。紙のきっぷの場合は1万2000円、デジタル版は1万500円とお得だ。紙のきっぷの場合はJR四国の駅のみどりの窓口や土佐くろしお鉄道の一部の駅などで、デジタル版はチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」から購入できる。
今回は四国在住の筆者が、四国一周の楽しみ方を体験レポ方式でご紹介する。
■四国一周の際のルート
高知在住の筆者は高知から出発し、反時計回りで四国を一周した。まずは北上し、徳島県を通り香川県へ。その後は瀬戸内海に沿って愛媛県へ入り、四万十川沿いを移動し、高知へ戻ってきた。四国外の人は高松や松山空港などから、四国一周をするのもおすすめだ。また、ルートを決める際には次の2つを決めることをアドバイスしておく。
・途中の宿泊地を決める
・予土線の時間を確認する
四国一周は600kmほどあるため、1日だと乗車するだけの旅になってしまう。そのため、2日または3日に分けて移動する方が、観光をしながら4県を巡ることができる。事前に宿泊地を決めておいたほうが良い。
もう一点は四万十川沿いを走る予土線は四国一周ルートの中で唯一特急がなく、1日に数本しかないため、事前に乗車する列車を確認した方がいい。この2点は四国一周をする際に注意をしたい点だ。