■遊んで、学んで、成長する「子どもだけキャンプ」

 コロナ禍で加速したアウトドアブームにより沢山の人が多様なスタイルで自然体験を楽しんでいる中、親元を離れ子どもだけで参加する「子どもだけキャンプ」が各地で開催されています。子どもたちのキャンプと言えば、小学校や中学校などの学校団体、地域のスポーツ少年団やNPO、一般社団法人、またスイミングスクールなどの習い事が主催するキャンプやスキー教室が一般的です。ただコロナ禍で昨年までは中止を余儀なくされていた団体も多くありましたが、感染予防対策を講じたうえで、活動を再開する団体も増えつつあります。

夏休みはサマーキャンプ
冬休みはスキーキャンプ

■「子どもだけキャンプ」を選ぶ3つの要素

 子どもを「子どもだけキャンプ」に参加させるにあたり、重要な要素は3つあります。

 先ず「楽しさ」。楽しいからこそ興味が沸き、興味が沸けば探求心が生まれます。次に「人」、他の参加者と指導者。集団生活を通じて一人でないことを感じさせ、仲間と一緒にいることで楽しさや感動を共有し、世界が広がることに気付くはずです。また指導者は子どもを守りながら、差別することなく一人一人の個性を引き出し、体験を経験へと繋ぐナビゲーターとなります。

 最後に「場所」、大切なのは知名度や利用の容易さではなく、その場所、土地が活動を支える力を持っていることが必要です。キャンプを探す際には、この3つの要素を基に情報を集めてみてください。広告やポータルサイトの情報だけでなく、その団体のホームページやSNS、口コミ情報をチェックすることも重要です。 

思い出に残るキャンプ体験を

■自然体験は人生に繋がる学び

 自然体験は即効性のある学びでなく、人生を通じて培われる学びです。家族で行くキャンプやお出かけは勿論、様々な形での自然体験の機会をぜひ子どもに与えてあげてください。その経験はきっと子どもの未来を広げます。

非日常的な空間が刺激に
楽しそうな姿が一番!
お友達もたくさん増えますね

 次回は「アクティビティ体験がキャンプを学びに変える」をテーマにお届けする予定です。