■登頂、そして絶景の外輪山歩き

 登り始めて約4時間半、鳥海山最高峰である新山(しんざん・標高2,236m)に登頂。巨石が積み重なったピークで、狭い。週末などには記念撮影の列ができるので覚えておこう。

岩が積み重なった最高峰・新山(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 記念撮影をしたらすぐに移動し、雲の上を夢心地で外輪山を巡る。

外輪山巡りを堪能(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
日本海に浮かぶ孤島・飛島(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

  山形県酒田市の沖に浮かぶ「飛島(とびしま)」が見える。 帰りは来たルートをそのまま戻る。日本海を見下ろしながらの下山となる。

 身体が疲れていたこともあったが、七合目御浜小屋で大休止し、鳥海湖をぼんやりと眺めた。昼過ぎに鉾立駐車場に戻ると雲に包まれていた。やはり、夏山では朝早く出発すべきなのだ。汗まみれになったので、車で朝来た道を戻って海でひと泳ぎした。このエリアは山も海も楽しめる。

■山小屋での宿泊も可能

 日帰り登山の場合、約8時間の長丁場となるため、十分な飲料と食料を携行し、朝早い時間の出発が必須。大部分の区間で日光を遮るものがないため、帽子は必ず持参したい。

 また、登山口にある鉾立山荘、7合目「御浜小屋」、山頂「御室小屋」で宿泊する方法もある。事前に現地の状況を調べてから利用したい。

URL:鉾立山荘 https://www.nikaho-kanko.jp/topthumb/chokai.html

URL:7合目御浜小屋、山頂御室小屋 http://www9.plala.or.jp/thoukai/lodge.html

●アクセス

<車>
・山形県側から 日本海東北自動車道 遊佐比子ICから車で約40分
・秋田県側から 日本海東北自動車道 象潟ICから車で約30分

<乗り合い登山バス>
秋田県側から 道の駅象潟「ねむの丘」
JR羽越本線象潟駅より乗り合い登山バス「鳥海ブルーライナー」(完全予約制)
7月~9月は毎日運行、10月は第2週までの土・日・祝日運行

URL:https://www.nikaho-kanko.jp/blueliner.html

<乗り合いタクシー>山形県側から
酒田第一タクシー http://www.sakata-no1taxi.co.jp/
酒田合同タクシー http://sakatagodo.co.jp/