夏の北海道といえば、「富良野のラベンダー畑」を連想する人も多いだろう。今回は、「富良野・美瑛（びえい）」エリアでおすすめの絶景スポットを紹介する。
■青色の水面が神秘的な「白金青い池」
美瑛町にある「白金（しろがね）青い池」（通称、青い池）は、十勝岳の火山泥流を防ぐ工事で偶然水が溜まってできた、人気の絶景スポットだ。
池の色は、美瑛川と温泉成分を含む異なる水質の水が混ざり合い、光を反射して青色に見えるといわれ、池の底にある白い土壌が青さを更に引き立てているという。
立ち枯れたカラマツが池の中に佇む幻想的な風景は、国内外の多くの人々を魅了している。
青い池までのアクセスは、旭川空港から車でおよそ35分。国道237号線、道道213号線、道道966号線を経由する。晴れた日の午後は特に道路が混雑するため、午前中に移動するのがおすすめだ。
駐車場から青い池までは徒歩約5分。遊歩道が整備されており、道の両側は白樺などの林に覆われている。美瑛市街地まで「白樺遊歩道」が3.7kmほど続くので、森林浴をしながら往復およそ2時間の散策をするのも楽しい。
白金青い池
住所 〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金
ホームページURL：https://www.biei-hokkaido.jp/ja/shirogane-blue-pond
●【MAP】白金青い池
■雄大な十勝岳連峰を見渡せる「深山峠展望テラス」
青い池から「深山峠（みやまとうげ）展望テラス」までは、車でおよそ25分。
上富良野町と美瑛町の境に位置する標高288mの深山峠の展望テラスからは、十勝岳連峰の雄大な山並みを一望できる。春から初夏にかけては残雪、夏はヒマワリやラベンダーなどが咲き誇る風景が楽しめる。
また、展望テラスのある複合施設「深山峠アートパーク」には「トリックアート美術館」をはじめ、観覧車やバーベキューテラス、物産館があり、北海道の食材を使用したジェラートなどを購入できる。
筆者のおすすめは、地上50mの観覧車からの眺めだ。北海道の大地を遥か遠くまで見渡せ、その広大さをより実感できる。
●深山峠展望テラス
住所 〒071-0508 北海道空知郡上富良野町西8線北33号 深山峠
ホームページURL：https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10322.html
●【MAP】深山峠アートパーク
■辺り一面を紫色に染める「ファーム富田」のラベンダー畑
中富良野町にある「ファーム富田」は、深山峠展望テラスから車でおよそ15分の場所にある。
年間約100万人が訪れる北海道最大級のラベンダー農園で、敷地の総面積はおよそ20万平方メートル、花畑の総面積は約9万（ラベンダー5万、その他の花4万）平方メートルを誇る。園内には13の花畑があり、ラベンダーを中心に100種類以上の季節の花が咲く。すべての花畑をめぐると、所要時間は徒歩で1時間半から2時間ほど。
ファーム富田では数種類のラベンダーが栽培されており、 例年6月下旬頃から開花を楽しめる。見頃の最盛期は7月上旬から中旬頃。
園内には、ポプリなどのラベンダーグッズが揃うショップや、ラベンダーソフトクリームを販売するカフェなどもある。
ラベンダー畑は見渡す限り鮮やかな紫色に染まり、爽やかな香りが漂っている。想像を遥かに超える美しさで、筆者はすっかりファーム富田のファンになってしまった。
●ファーム富田
住所 〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北15号
電話 0167-39-3939（9:30～17:00）
ホームページURL：https://www.farm-tomita.co.jp/
●【MAP】ファーム富田
※営業日時はホームページよりご確認ください
■夏の北海道へ、絶景を見に行こう！
今回はラベンダー畑をはじめ、夏の北海道のおすすめスポットを紹介した。ぜひ、富良野・美瑛エリアの絶景を見に訪れてほしい。
※この記事の情報は2025年6月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。
