■予約ではなく、「事前宿泊券」を販売する試み

秋晴れの下、小屋の外壁塗装をしました。お借りしているいる小屋、大事にしたいです

 現在、南アルプスの光岳小屋では、今シーズンの営業に向けて準備を粛々と進行中。2022年シーズンの宿泊予約開始は、5月スタートを予定しています。その予約スタートを前に、今シーズンは新たな試みとして「事前宿泊券」を販売しているそう。

 小屋を引き継ぎ、新たに小屋番に就いた小宮山花さんによれば、「今年から1泊2食付の事前宿泊券の販売を始めました。事前に販売するメリットとして、入金していただいたお金を小屋開けの準備に使わせていただきます。また、シーズンを通してどれくらいの人が宿泊してくれるか、大体の数を予想できるのではないか、と期待しています」とのことです(販売期間は6月末まで)。

■新シーズンは定員を大幅に減らして始動

宿泊棟の雑巾掛け

「感染症対策で定員数を14名と大幅に減らすため、今年から1泊2食付きの価格は、おひとり様12,000円頂くことになりました。金土日祝日、ハイシーズンはプラス1,000円となります。小屋としてはできれば平日にお客さまを分散させたい、という思いがあります」

 今シーズンの営業日は、7月16日〜11月3日(文化の日)に決定しました。山小屋のインスタ@tekatekatekariには、混雑が予想される日がひと目でわかるカレンダーも用意されています。テント場利用時は予約は不要ですが、定員は10張りほどと多くはありません。宿泊時のルールや詳細は、現在準備中のホームページにて追ってお知らせする予定だそうです。