アウトドアコーディネーターの小雀陣二さんは、来る3月18日に焚き火料理をテーマにした、その名も『焚き火料理の本』を発売する。

 コロナ禍での自粛生活が続く中、キャンプや焚き火への関心が増している方は少なくないはず。アウトドアを仕事にし始めたきっかけや、焚き火の魅力、新しい著書について前後編2回に渡ってお話してもらった。

Profile:小雀陣二 アウトドアコーディネーター。アウトドアでの経験と料理のスキルを生かし、手軽な野外料理を紹介している。アウトドアツアーや道具開発、メディアでの撮影にも長年携わる。神奈川県・三崎にてカフェ「雀家」も経営している。3月18日に発売される最新刊『焚き火料理の本』(山と溪谷社刊)ほか、著書多数。@takibi_ryorinohon

■アウトドアコーディネーターなんて仕事は、世の中に存在しなかった

様々な切り口でアウトドア料理の本を手掛けてきた

ーアウトドアにまつわる幅広いお仕事を手掛けていますが、小雀さんの肩書きは、何になるんですか?

 手掛けていることいろいろをひっくるめて、「アウトドアコーディネーター」って名乗っています。

ーどのようなお仕事なのでしょう。

 アウトドアでのいろいろをコーディネートするお仕事、と思っていただければ。例えば、雑誌やテレビの撮影をするにあたって、撮影場所や使う道具、ウエアなど諸々を用意します。ときには、食事も作るし、荷物も運ぶ。で、今はそこから派生して、アウトドア料理のレシピ提案や、新しい道具の開発を手伝ったり、自分のお店も持つようになったといった具合です。

撮影に必要な道具の準備から設営、時にモデル役まで務める

ースタイリスト兼、調理師兼、歩荷兼、商品開発兼……

 そういうことをすべてやる人のことを指す言葉がなかった。全部を表せるものとして、便利な肩書きでしょう。元々こんな職業は世の中にはなかったのですが、お世話になっていた方から何か付けた方がいいと言われて、辞書を片手に考えた肩書きなんですよ。