■関東平野を一望、ケーブルカー利用でらくらくハイキング【東京都・御岳山】
日本二百名山の一つに数えられ、2000年以上の歴史を持つといわれている武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)が山頂にはあり、山岳信仰の修験場としても知られる御岳山(みたけさん)は東京都にある929mの山だ。都心からのアクセスもしやすく、麓からケーブルカーが運行しており多くの観光客や登山者で賑わう。
御岳山がユニークなのは、山頂付近に宿場や茶屋がいくつも軒を連ね一つの小さな町のようになっている点。御岳山駅から山頂までケーブルカーを利用すると山歩きという感じではないが、御岳山の周辺はバリエーション豊かなハイキングコースが整備されており、体力や時間によってさまざまなコースを楽しめる。
おすすめは天狗の腰掛け杉から天狗岩、そして眺望のよい長尾平へ続く周回コースで、御岳山の山頂から約1時間45分ほどで周ることができる。宿場のエリアとは一変、大自然を感じられるコースだ。
めったに積雪はない山と聞いていたが、筆者が2024年2月に訪れた時はめずらしく関東平野部でも積雪があった後だったため、御岳山山頂付近にも雪が残っていた。観光地としても有名な場所だが、しっかりとトレッキングシューズを履き、安全に楽しんでほしい。
●【MAP】御岳山
■静かな森の中を歩く「森林浴」に東京の屋根、奥多摩の山々を楽しむ【東京都・三頭山】
三頭山(みとうさん)は東京都と山梨県の境界に位置する標高1,531mの山で、三つのピーク「西峰」「中央峰」「東峰」からなり、これが山名の由来にもなっているという説もある。
晴れていれば山頂からは富士山を望めるほか、奥多摩秩父の山々の景色を楽しむことができる。樹林帯の中にある山頂はグリーンシーズンは木々の葉が生い茂るため眺望が限られてしまうが、冬枯れし、葉を落とすと眺望を楽しめる。三頭山の三つのピークからは違った景色を見られるため、ぜひ異なる眺望を楽しみながら周回してほしい。
登山口になる檜原都民の森から三頭大滝を経由し、三頭山山頂(西峰)へは約2時間、そこから中央峰、東峰を経由し、周回するように鞘口峠を経て登山口まで戻ってくるとおよそ3時間20分ほどで周回できる。周辺には縦走できるようなコースも多くあるため、体力とレベルに合わせて山行計画するのもいいだろう。
●【MAP】三頭山
■至近距離から望む富士山! 日本一を満喫できる【山梨県・竜ヶ岳】
富士山が好きなら絶対に一度は登って欲しいのが竜ヶ岳(りゅうがだけ)だ。山梨県と静岡県にまたがる標高1,485mの山で、山頂が山梨県に位置しており山梨百名山の一座に数えられている。
竜ヶ岳の魅力は、なんといっても至近距離から富士山の景色を満喫できること。富士山山頂と竜ヶ岳山頂までの直線距離は地図上で測ると約16km、富士山の大きさ、雄大さを感じられる。富士五湖の一つ、本栖湖の湖畔の登山口からスタートすると、序盤こそ樹林帯歩きとなり眺望はないが、1時間30分ほど登ると徐々に両サイドの木々がなくなり、笹原に覆われる。そこからはお腹いっぱいになる程に富士山を眺めながら山頂を目指せる。
本栖湖の湖畔駐車場から竜ヶ岳登山口を経由し、竜ヶ岳山頂までは約2時間30分、下山は湖畔登山口へと下山し、湖畔駐車場に戻る周回ルートの所要時間はおよそ4時間10分。登山口にあたる本栖湖も標高は1,000mほどのため下界に比べると気温は低い。防寒対策をして登ろう。
●【MAP】竜ヶ岳
1月、2月は低温による路面凍結の可能性はある。この時期の山歩きには必ずチェーンスパイクや軽アイゼンなど滑り止めの携帯をし出かけてほしい。晴れた日ならば冬だからこその澄んだ空気の中、絶景を満喫できるだろう。