ケーブルカーやロープウェイがあり、手軽に登れる日本百名山として人気の「筑波山(つくばさん・標高877m)」。今回は、筑波山ロープウェイ乗車約6分、ロープウェイから山頂まで約5分の最短約10分で登頂できる筑波山を麓からゆっくりと時間をかけて満喫するコースを紹介する。

 筆者が登ったのは、筑波山の南の麓にある「神群(かんごおり)駐車場」から「御幸ヶ原(みゆきがはら)コース」で登り、「おたつ石コース」、「迎場(むかえば)コース」で下山する周回コースだ。参道の街並み、神域となっている原生林と、さまざまな奇岩と筑波山の魅力を堪能できるので参考にしてほしい。

■「つくば道」を通り筑波山神社へ

 今回のコースの起点となる神郡駐車場は筑波山神社の登山口から約2km離れた場所にある。手前に遮るものがなく、筑波山のビュースポットとして人気だ。約30台駐車でき、5時から20時まで使用可能で無料なのもありがたい。

 神郡駐車場から筑波山神社までは「つくば道」と呼ばれる江戸時代に開かれた参道を歩いていく。道沿いには時代の面影を残す建物などが残り、普段の登山とは違った風景を楽しめる。

江戸時代に開かれた「つくば道」を通り筑波山神社へ

■神域の原生林が続く「御幸ヶ原コース」

 筑波山神社に着いた後は、境内の西側に進み御幸ヶ原コースを登って行く。筑波山は神域となっており、原生林が広く残っているのだが、御幸ヶ原コースでは自然の木や岩が作る神秘的な風景を堪能できる。

 筑波山ケーブルカー沿いにコースが延びているため、途中、原生林の中を走るケーブルカーといった観光地ならではの風景も見ることができる。約2.0kmで標高差600m以上を登るタフなコースなので、体力に自信がない場合はケーブルカーを使えばOKだ。

「御幸ヶ原コース」の木と岩が作る神秘的な登山道を登る
登山道沿いを走る筑波山ケーブルカー