アウトドアでは定番のインスタントラーメン。しかし、食べ終えた後に残る“汁”の処理をどうするかは悩みどころ。「スープを飲み切る」のは塩分を摂りすぎるし、「お湯を少なくする」と意図しない汁なしラーメンになっておいしくない。「ご飯を追加」してしまうと食べきれない可能性もある。
今回は簡単に手に入るものや身近なもので、ラーメン“残り汁”問題に対応できるのか調べてみたのでレビュー形式にて紹介していく。
■そもそもアウトドアで汁を地面に捨てるのが「NGな理由」
まず理解しておきたいのは、残り汁を地面や排水設備のない場所に捨てることは明確な「NG行為」であるということ。理由は単純で、油・塩分・食品の残りは自然の中では分解が遅く、野生動物の誘因や土壌汚染にもつながるからだ。
なかでもラーメンのスープは塩分と油分が特に濃く、悪臭、腐敗、虫を発生させる。また野生動物を引き寄せるリスクが上がれば、結果的にキャンプ場や登山道の安全性も損ないかねない。残り汁を持ち帰るということは、環境保全に直結する重要なマナーなのである。
■定番! ダイソー「残った麺スープ凝固剤」
DAISO(以下、ダイソー)で販売されている「残った麺スープ凝固剤」は使い切りタイプの凝固剤。スープを固めて容器と一緒に可燃ゴミとして捨てられるため、個人的にはカップラーメンで使うのをおすすめしたい。
使い方は簡単、食べ終えたラーメンに凝固剤を入れ、ぐるぐるとかき混ぜるだけ。しばらくすると“残り汁”が粉末状に固まる。非常に便利なアイテムである。
■自然素材でとろみ処理! 片栗粉で半固形化してみた
凝固剤を用意できなかった場合は、家庭にあるものを使って処理をしてみよう。筆者のおすすめは「片栗粉」でスープをとろみ付きに変えてしまう方法だ。
手順は単純で、麺を食べ終わった“残り汁”に片栗粉を入れて混ぜるだけ。ただ、冷めた“残り汁”ではとろみがつきにくいため、片栗粉を入れた後、すこし加熱(バーナーで鍋を温める)しながら、ゆっくりとかき混ぜるのがベスト。
すると、次第に液体からねっとりとした半固形状に変化し、箸で持てるほどまでに変化。注意点は、熱を加える際は、ある程度温まったら火から下ろすこと。焦げついては元も子もない。
温め直しがしやすい鍋で作る袋麺などが向いている。片栗粉の量は“残り汁”100mlに対し、大さじ3杯程度を目安にするとよい。
■何度かに分けてすべて拭き取る
もうひとつの方法は、液体全てを拭き取る方法。水分量が多すぎるため、実践する人は少ない。
まず“残り汁”を完全に冷ます。すると表面に油分が浮いてくるので、先に油分をキッチンぺーバーなどですくい取るようにして拭き取る。そして残った水分をペーパータオルなどに何度か押し当てながら拭き取り、仕上げに古新聞などで完全に“吸水”してしまう。結果、液体ゼロの状態にできた。ただ、拭き取りと乾燥の手間がかかること、“残り汁”が多い場合は時間がかかることなどデメリットもある。
ラーメンを食べたあと、鍋や容器の“残り汁”を「どうしよう」と悩んだ時に、この3つの方法を思い出してほしい。その時の持ち物や、状況などに合わせてセレクトしてみてはどうだろうか。ぜひ、自然にやさしい後片付けを心がけてほしい。
残った麺スープ凝固剤(ぐるグルポィっ!)
価格/110円(税込)
内容量/4包入り
材質/高吸水樹脂パウダー 誤食防止剤
※店舗により在庫状況が異なります。