充実したキャンプギアで常に注目を集めるDAISO(以下、ダイソー)の中でも、特に話題になったのが「ハンギングラック(収納ポーチ付き)」と「ハンギングラック用ウッド天板」である。

 発売当初、「この価格でラックが買えるの?」と驚きの声が多く聞かれ、なかなか手に入らないと話題になるほど爆発的に売れた。筆者もその流行りに乗り、ハンギングラック(税込770円)と天板(税込550円)を購入し、ソロキャンプを中心に使い続けてきた。今回は実体験から見えた、よい点と気になる点を正直にレビューしていく。

■発売当初の「コスパ」は今も健在!

ランタンや調理器具を載せるとテーブルの上がすっきりし、見た目もオシャレになる

 天板を組み合わせるだけで、小さなテーブルや調理台、ギアラックとして使用できて、設営はゴムバンドでつながっているポールを差し込むだけで1〜2分で完了する。工具も不要。

 折りたたんで軽量かつコンパクトにできるため、荷物を最小限にしたいソロキャンプやデイキャンプとの相性もよい。座ったまま手の届く位置にレイアウトすると立ったり座ったり、中腰で移動したりする回数が減り、腰の負担軽減にもつながる!

 発売当初の価格設定も破格だったが、より物価が高くなった現在も価格は据え置き。キャンプギアとしての価値は非常に高いと感じている。

■2年使って見えた「意外なタフさ」

2年使用しているウッド天板。割れたり反ったりすることはなかった

 2年の使用で驚いたのは、想像以上にタフであるという点だ。スチール製のフレームはしっかりとした作りで、ぐらつきや変形はほとんど見られない。天板の表面も大きな反りや割れはなく、クッカーやランタンなどを置いても問題はない。

 組み立てと分解を繰り返しているが、接続部分の緩みも許容範囲である。また、フレームの塗装も思った以上に持ちがよく、アウトドアでの擦れや衝撃にも耐えてくれている。先入観をよい意味で裏切る耐久性である。