■実際に歩いた感想(所要時間・費用など)
ここで、日帰りで楽しめるモデルコースを紹介する。計画を立てる際の参考にしてほしい。
08:30 JR土浦駅到着
東京駅からは特急「ときわ」で約1時間。運賃は片道2,190円(乗車券+特急料金)。
09:00 レンタサイクル手続き
「りんりんスクエア土浦」でクロスバイクをレンタル。土浦駅のアトレの地下1階にレンタル場所がある。アプリで無人で貸し出してくれる。料金は24時間料金で3,000円。5:00〜25:00の間で貸し出ししてくれる。
09:10 サイクリング開始
つくば霞ヶ浦りんりんロードを北上。平坦な道を進む。目指す筑波山神社までは約2時間のサイクリングとなる。りんりんロードは車が入らず、舗装もきれいでとても走りやすい。筑波山を正面に見ながら進む一本道は、走るほどに山が大きくなっていく感覚が気持ちよい。筆者は途中、藤沢休憩所で10分ほど休憩した。
10:00 筑波山口(旧筑波駅跡)に到着
筑波山口から登山口までは約2kmの上り坂となる。廃線後のホームの上にはベンチがあるので、少し休憩して、体力回復をしたいところである。
11:00 筑波山神社到着(麓)
ここまで土浦駅からの距離は約20km。筑波山口(旧筑波駅跡)から登山口までは約2kmの上り坂で、最後はやや勾配がきつく、息を切らせながら、筑波山神社へ向かった。筑波山神社の鳥居近くに無料駐輪場があり、レンタサイクルも問題なく置ける。チェーンロックでしっかり固定した。また、お土産屋さんや食事処もあり、一休みしてサイクリングで疲れた身体を癒した。
11:30 筑波山登山スタート
女体山を目指して歩き出す。訪れた際に歩いた白雲橋登山コースは往復で3時間ほど。ロープウェイ(片道590円)やケーブルカー(片道750円)を利用すれば、1時間半程度に短縮可能。
15:00 下山完了
汗だくになっていたが、下山後、登山口から自転車で坂道を下りながら自然のクーラーを感じることができて快適だった。
16:00 再びサイクリングで土浦へ
帰り道も20km。往路よりやや疲労感はあるが、下り基調の道もあり快適。
17:50 土浦駅到着、レンタサイクル返却
18:00 帰路へ
東京駅着は19時頃。
合計費用の目安は以下の通り
・交通費(東京〜土浦往復) 約4,380円
・レンタサイクル 約3,000円
・ロープウェイ(利用時) 約1,180円
・食事・休憩 2,000〜3,000円
合計約1万円余りで日帰り可能である。
■いつもの山に、新しいアプローチを
筑波山は関東屈指の人気スポットであるが、サイクリングを組み合わせることで全く異なる一面が見えてくる。自転車で風を感じながら近づき、登山で絶景を手に入れる。土浦駅から始まるこのルートは、日帰りで十分楽しめるのも魅力だ。レンタサイクルを利用すれば準備の手間も少なく、初心者でも挑戦しやすい。
もちろん疲れを感じたら、引き返すことや、ケーブルカーやロープウェイを利用して山頂に登ることができる。人気の山にあえて新しいアプローチを加えることで、旅の充実度は一層高まる。次の休日には、ぜひ土浦駅からの絶景ライド&登山に挑戦してみてほしい。
■アクセス情報とコース情報
JR常磐線「土浦駅」下車 → 駅直結の「りんりんスクエア土浦」でレンタサイクル → つくば霞ヶ浦りんりんロードを経由して、筑波山麓まで約20km(自転車で約1時間30分)
【筑波山神社登山口を起点とした白雲橋コース(往復)】所要時間
筑波山神社登山口(0:00)→ 女体山山頂(1:30)→ 筑波山神社登山口(3:00)
歩行距離:約5.0km
累積標高差:登り 約680m、下り 約680m
合計所要時間:3時間
●【MAP】筑波山