「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は、日本で二番目に大きな湖「霞ヶ浦」と、日本百名山の一つ「筑波山」とを結ぶ全長180kmの日本一長いサイクリングロードだ。ルート設定、走行環境などの水準を満たしたサイクリングロード「ナショナルサイクルルート」として、国から指定された世界に誇る自転車道と言える。

 このサイクリングロードを実際に筆者が走ってみて感じたことは、水際すれすれを走ることができる爽快感。壮大な湖を傍に、雄大な筑波山を眺めながらのロードバイクはなんとも言えない。特に、初夏は緑が綺麗な時期で5月、6月はベストシーズンと言える。

■霞ヶ浦周辺のコースはロードバイク初心者にお勧め!

矢羽根型路面表示を導入。平坦で走りやすい(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 筑波方面を除いた霞ヶ浦周辺のコースは高低差が無いため、初心者でも楽に走ることができる。また、路面もきれいに整備され、砂利もないため安全面も問題ない。一部、車も通る箇所があるが、ほとんどが自転車専用道路のため、安心して走行可能だ。

代表的な休憩所「かすみキッチン」(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 初心者にお勧めする理由は走りやすい道だけではない。休憩所も充実し、トイレや水分補給の心配がない。休憩所の一つ「かすみキッチン」は、市の生産物を活かしたメニューを提供するレストランで、市内の特産品を販売するマルシェも開催している。

男女別々のトイレも各ポイントに整備され安心だ(写真:ブラボーマウンテン編集部)