冷え込みが増すこれからの季節のキャンプでは、身体を芯から温めてくれる料理が恋しくなりますよね。そんなときにおすすめなのが「バクテー(肉骨茶)」です。
バクテーとは、文字通り、骨付き肉(肉骨)をにんにくやスパイスと一緒にじっくり煮込んだスープ(茶)のこと。ホロホロの肉とスパイスの香りが食欲をそそるマレーシアやシンガポールのソウルフードです。
最近は日本にも専門店が増え、手軽に作れる「バクテーの素」も販売されるなど、じわじわと人気が上昇中! 今回はそんなバクテーをダッチオーブンで作る、キャンプ仕様のレシピとしてご紹介します。
■下茹でで臭みを消す!
まずは、スペアリブの下処理から始めます。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、スペアリブを入れて沸騰したらすぐにザルに上げます。流水で余分な脂や汚れを洗い流しましょう。このひと手間で、肉の臭みが抜けて脂っぽさも軽減し、スープがすっきりした味わいに仕上がります。
■アクを取りながら、丁寧に煮込む
下茹でしたお湯をいったん捨て、鍋をきれいに洗います。再度、水と料理酒を入れて沸騰させ、スペアリブを戻し入れます。
10分ほど中火で煮立たせながら、表面に浮いてくるアクを丁寧に取り除きましょう。
アクが減ってきたら弱火にします。スープが澄んでくるまで、じっくりとアクを取り除くのが、美味しく仕上げるための秘訣です。