まだ少し肌寒さが残る春キャンプ。そんなときに食べたくなるのが、温かくて満足感のある一品です。今回はせいろを使って簡単に作れる「蒸しすき焼き」をご紹介します。
蒸気の力でじっくり火を通すことで、食材の旨みがぎゅっと凝縮されるうえに、春雨が味をたっぷり吸い込んで絶品に仕上がります。さらに、せいろを2段使えば、ごはんと卵も同時に調理できて、一度の調理で豪華なすき焼きセットが完成します!
■じつはアウトドアにも向いている! せいろの魅力とは?

せいろといえばキッチンで使うイメージですが、じつはアウトドアにもぴったり。
軽量で持ち運びやすいだけでなく、火加減の調整がほとんどいらないので、調理が簡単! 食材にじっくり熱が入ってふっくら仕上がるのも魅力です。鍋料理と違って焦げつかせる心配がなく、洗い物も少ないのも嬉しいポイントです。
■便利で手軽なパックごはんを活用しよう

アウトドアでごはんを炊くのは手間がかかるので、パックごはんを活用しましょう。容器のまま湯煎したり、せいろに入れて蒸したりするだけで簡単に食べられます。最近では雑穀米や玄米のパックごはんも増えてきており、好みに合わせて選べるのもメリット。また、少食の方や小腹満たしには、少量サイズのパックごはんも選べるので便利です。
■せいろ2段使いで手軽にボリューム満点ごはん

今回は、せいろを2段使います。上段で「すき焼き」、下段で「パックごはん」と「卵」を同時に調理します。すき焼きを調理している間にごはんも仕上がるので、バーナーやカセットコンロなどの熱源が1つしかない場合でも、スムーズに料理ができあがりますよ。

まずは牛肉に下味をつけます。牛肉を一番上にのせて蒸すので、下味をつけておくと下に敷く食材にも味がつきます。牛肉はさしが多いものを選ぶと柔らかく蒸しあがります。野菜は火が通りやすいように、普段より少し薄めや小さめに切りましょう。