秋冬の寒さ対策に、アウトドアでも日常生活でも大活躍する高機能アンダーウェア。そのなかでも、ワークマンが販売している「メリノウールシリーズ」は機能性とコスパの両方で最強クラスの人気商品だ。 

 今回は2023年からワークマンの「メリノウール100ロングタイツ」と「メリノウール100長袖クルーネック」を愛用している筆者が、おすすめポイントと気になったポイントをレビューする。

■メリノウールとは?

ワークマンのメリノウールロングタイツと長袖クルーネックのパッケージ。メリノウールを100%使用、価格は1,900円(税込)で3年前から変わっていない

 メリノウールとは、メリノ種という羊から採れる高品質な羊毛だ。一般的なウール素材に比べて細く柔らかく、肌ざわりがなめらかなのが特徴。保温性、吸湿性、放湿性、防臭や抗菌効果に優れ、これらすべてを1つの素材に備えた非常に機能的な天然素材だ。

 品質管理に手間がかかるため価格も高くなりやすいが、ワークマンのメリノウールシリーズのアンダーウェアは上下ともに1,900円(税込)と驚きの安さ。しかも、筆者が購入し始めた3年前から価格が変わっていない。

■コスパ最強! おすすめポイント

2024年に店頭で購入して1シーズン着用したワークマンの「レディースメリノウール100ロングタイツ」

●さまざまなシーンで使えて暖かい

 まず、メリノウールの特徴である保温性が魅力。気温10℃前後のなか屋外で作業した際も、メリノウールロングタイツと長袖クルーネックを着用した上に作業着を重ねれば、寒さはほとんど気にならなかった。実際に着用してみると、身体のラインに沿うようなピッタリしたデザインである。 

 筆者の住む地域は真冬になると日中でも最高気温5℃にとどかないが、室内では長袖クルーネックの上に1枚着るだけで快適。外出時はさらにダウンを1枚羽織れば、短時間の移動なら十分に暖かい。なにより、薄着で動きやすいのがうれしい。

●肌に優しい

 繊維が細く柔らかいメリノウールは、チクチク感がなくなめらかな肌ざわり。衣類の繊維刺激に敏感な肌の筆者は化学繊維が混ざったアンダーウェアを着るとかゆくなってしまうのだが、ワークマンのメリノウールでは気にならなかった。睡眠時に着用しても快適に過ごせるのも高ポイント。

●汗をかいても臭いづらい

 冬のハイキングや屋外作業で1日中着ていても、汗臭さが気にならない。

 全体が汗でしっとり濡れたときも不快感は少なく、飛行機での長距離移動で2日間着続けたときも臭いがほとんどなかった。

●お手入れ簡単で耐久性も◎

 お手入れはネットに入れて洗濯してハンガーにかけて干せば、型崩れすることもなく驚くほど長持ちしてくれた。筆者は1シーズン3、4枚でローテーションしていたが、2シーズン目も問題なく着用できた。