◼️旨みたっぷりな進化系南部せんべい

「いかせんべい/巖手屋(いわてや)」も、いつものせんべいよりもちょっと贅沢な逸品です。
いかの粉末を練り込んだ岩手名物の南部せんべいをベースに、岩手産のブナの木で燻した金胡麻とさきいかが贅沢にトッピングされています。一気に食べてしまうのがもったいなく、ちびちび食べたくなるおいしさは、ビールのお供にも最適です。
ちなみに、筆者は東北のお土産としていただいてこのおいしさを知ったのですが、近所の北野エースで久々に出会った時は、ついニヤけてしまいました。そのくらいおいしいので、覚悟して食べてください。同社のりんごせんべいも最高です。
◼️むちゃくちゃ硬い小粒の揚げ餅

次は、千葉の成田市にある老舗煎餅屋が手がける小粒の揚げ餅「ごつごつ 塩味/山形屋」。
なんといっても、特徴はむちゃくちゃ硬いこと。硬い煎餅やおかき好きには、たまらない歯応えです。歯が元気な人向け! 行動食としては、これくらい硬い方が少量で満足できてよいように思います。
揚げ餅と考えて、うどんやラーメンにトッピングしてもいいでしょう。食べ応えがかなりアップしますよ。他に醤油味もあります。
◼️なぜか山で体が欲する味

最後は、秋田を代表する漬物を使った「おつまみいぶりがっこ/大綱食品」です。
いぶりがっことは、大根を燻して米ぬかで漬け込たもので、独特の香ばしい木の香りがする伝統的な食材。この商品は、行動食として食べやすい小分け包装タイプです。

この香ばしい香りと塩味は、山で体が求める味にぴったり。最近、著者が山に持っていくと、休憩のたびに仲間に取られてあっという間になくなってしまうので、コソコソ食べています。
細かく刻んで。アルファ米に混ぜ込みにしてもおいしかったです(おにぎりにするのもあり)。
山登りは交通費や道具を揃えるのにお金がかかるので、食事は極力安く済ませたいという話をよく耳にします。
しかし、週に何度も登る方は別として、月に1、2度のことならば少し贅沢な行動食を選んでみるのも、1つの山の楽しみ方ではないでしょうか。行動食選びにこだわるようになると、登山当日はもちろん、食材を買い出しする時間までも楽しい山登りの一部になりますよ。