茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」は、ネモフィラやコキアの絶景が見られる場所として有名だ。また、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」は世界一美しい藤の花が見られると人気が高い。
ネモフィラと藤はほぼ同時期に見頃を迎えるため、同日に両方を鑑賞することも可能だ。そこで今回は、関東屈指の花の絶景スポット2か所を1日でめぐってきたので、レポートとしてお届けする。
■約530万本のネモフィラが咲き誇る「国営ひたち海浜公園・みはらしの丘」
●国営ひたち海浜公園について

国営ひたち海浜公園は広大な敷地を有し、四季折々の花や自然を楽しめる。また、大観覧車をはじめアトラクションが揃う遊園地や林間アスレチック広場、バーベキュー広場などもあり、さまざまな時間の過ごし方ができる。
ネモフィラの見頃は例年4月中旬から5月上旬頃で、「みはらしの丘」のおよそ4.2ヘクタールに植栽された約530万本のネモフィラが咲き誇る。『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』など数多くのメディアで紹介され、海外からも注目を集めている。
●国営ひたち海浜公園へのアクセス
都心から公共交通機関の場合、JR常磐線の特急で品川駅から勝田駅まで約85分。勝田駅からは茨城交通バスで海浜公園西口バス停まで約15分。
車の場合、東京方面からは三郷ICで常磐自動車道に入り、北関東自動車道、常陸那珂有料道路を経由し、ひたち海浜公園ICで下りて約1km、およそ70分で到着する。
ただし、土日祝日やゴールデンウィーク期間中は混み合うことが多いので、時間に余裕を持って出発したい。
●混雑状況について
筆者が訪れたときはゴールデンウィーク真っ只中で、道路の混雑もさることながら駐車場渋滞が長く、朝出発して昼前にようやく到着した。
車の場合、時間の予測が難しいので勝田駅周辺の駐車場を利用してバスで国営ひたち海浜公園へ向かうほうが、ある程度予定が立てやすいかもしれない。
●いざ、みはらしの丘へ

入園後、筆者はまずネモフィラの咲くみはらしの丘へ向かった。「西口・翼のゲート」から歩いて約10分、遠くに青色の丘が見えてきて、テンションが一気に上がる。青い花で埋め尽くされた光景を間近で見て、その美しさに思わず息を呑んだ。


みはらしの丘は上り坂が多い。太陽の光が照りつけ、半袖でも汗ばむ暑さだ。ネモフィラの花で一面が青く染まった丘と、空と海の青色すべてが繋がったような景色は圧巻で、この世のものとは思えない幻想的な美しさだった。毎年多くの人が訪れるのも頷ける。

ネモフィラを思う存分堪能したあと、周辺に数多く出店していたキッチンカーでケバブを購入し、軽く昼食を取った(※2025年の出店状況は国営ひたち海浜公園へお問合せください)。復路は見事なチューリップを眺めつつ、国営ひたち海浜公園を出て、あしかがフラワーパークへと向かった。

●施設名 国営ひたち海浜公園
住所 〒312-0012 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
電話 029-265-9001
入園料 高校生以上450円、65歳以上210円 ※季節によって変動あり
ホームページURL https://hitachikaihin.jp
※営業日時はホームページよりご確認ください