■意外とウマイ! 湖で獲れる魚・ブラックバスをフライにして食べてみた

この日一番の大物! 体長45センチ、自然のブラックバス

 湖で釣りをする際には、陸からフィッシングをするパターンとボートからフィッシングする2パターンがある。

 ボートからのフィッシングは奥深く沼地へと行けるので大物狙いにはとても効果的だ。しかし、ボートの準備や万が一に備えてライフジャケットの着用義務があり、装備を整えることを考えると、川釣りに比べてハードルが上がる。

 とはいえ、春はブラックバスを狙いに行くのに絶好の季節である。というのも、ブラックバスはスポーニング(産卵)を迎える前後で活性が高まるからである。さらに、イワナやヤマメに比べて食いつきがよく、初心者にとっては狙いやすい魚でもある。

 ブラックバスは外来魚であり、バスフィッシング自体はとても人気だが、食するのは嫌われがちな魚の一つである。そのため「食べたことがある」という人は少ない。そこで、実際に食べてみることにした。

ブラックバスをフライ(フィッシュアンドチップス)で

 ブラックバスには臭みがあると言われるが、フィッシュアンドチップス風にフライにしてみると、白身で淡白な味わいながら、臭みもなく美味であった。脂の乗りは少なく、どちらかというと筋肉質な食感である。においが気になる場合は、味の濃い「煮つけ」にするとよい。

■初心者は釣り堀で体験から

 「やってみたいけど、釣り竿や仕掛け、ボートなど道具がまだ揃ってない」「実際に行くのはまだハードルが高い」「まずは確実に釣れる釣りがしたい」という方には、釣り堀がおすすめである。

 釣り堀は海水や淡水など、水域によって釣れる魚が異なる。施設によって内容も違うため、事前に調べておくとよい。

■釣りと食とのセットの楽しさを存分に楽しんで

 釣りの醍醐味は、単に釣ることだけではない。自ら釣り上げた魚を自然の中で味わうという体験は、忘れられない思い出となるはずだ。さあ、あなたも釣りと食の最高の組み合わせを体験しに、川や湖へ出かけてみてはいかがだろうか。