せっかく釣りに行ったのなら、釣って終わりではもったいない。川や湖で自然を感じながら、釣りと食の二重の喜びを体験してみてはいかがだろうか。自分で釣り上げた新鮮な魚をその場で味わう贅沢。この記事では、川魚のイワナと湖魚のブラックバスの実食体験をレポートする。

■身近でウマイ! 川で獲れる魚・イワナをBBQして食べてみた

新鮮なイワナをその場で焼き魚に

 川釣りは、思っているよりも体力を要する。段々とハマってくると、さらに奥地の自然、人の気配がないような場所へと足を運びたくなる。釣りに慣れてきてチャレンジ精神が湧いてきた場合は、防水服(ウェーダー)や防水靴(ウェーディングシューズ)などをしっかりと準備をして臨んだほうがよい。

 ようやく辿り着いた釣り場でも、自然の魚は非常に警戒心が強く、よいポイントであっても釣るのは容易ではない。魚の種類・天候・時間帯など、さまざまな要素が複雑に絡み合い、釣りの難易度は変動する。しかし、そこがまた面白さでもあるのだ。

 そんな“すれてない”自然のイワナを釣り、その場で焼いて食べてみた。釣りたてのイワナを串に刺し、じっくりと炭火で焼くと、皮はパリパリ、身はホクホク。塩だけのシンプルな味付けでありながら、驚くほど美味であった。川のせせらぎをBGMに、苦労して釣った魚を食べるという、贅沢すぎるひとときだ。まずは塩焼きで、その旨味を堪能してみてほしい。