2025年2月に神戸市立須磨海づり公園で釣りデビューを果たしたが、あえなく釣果はボウズに終わった筆者。公園を去るときに施設の人から「水温がもっと上がらないと魚は釣れづらいよ」とアドバイスをいただいたので、春の陽気が広がる3月下旬にリベンジに向かった。

前回の「釣りデビュー」記事はこちら

■ポイントは時間帯とエサの使い方と場所

 前回は全くの予備知識ナシで挑んでボウズだったので、今回は事前に少し勉強することにした。

時間帯とアオイソメ捌きがポイントらしい?

 教えを請うたのは筆者のオンライン秘書、ChatGPT。ちなみに無料版だとChatGPTとの会話の内容がOpenAIの改善のために利用される場合があるので、プライバシーや秘密情報がわかるような質問は有料版でするのがおすすめ。

 今回も前回同様、場所は須磨海づり公園でエサはアオイソメ、竿は施設のレンタルのものを使う予定なので、その前提で質問した。

 ポイントは釣りの時間帯とアオイソメの使い方、あとは場所や周囲の環境のようだ。時間帯は早朝や夕方、潮の流れが活発な満潮時がよく、アオイソメは新鮮なものを長時間放置しないようにするのがいいらしい。潮が流れやすい場所や障害物周辺(岩場、ブイなど)の近くに魚が集まりやすいので、そういった場所を選んで釣りをするとよいでしょう、とのことだった。

■この日の最高気温は20℃!  暖かくて魚も元気な…ハズ…!?

 以前友人と行ったときの気温は7℃。人間が寒いんだから魚も寒いに決まっている。反省。

 三寒四温の振れ幅が年々激しくなっているのではという独り言を胸にしまい、天気予報を早速チェック。なんと週末の神戸の最高気温は20℃!

 こんな上着いらずのぽかぽか陽気だと魚も浮かれて出てくるはず〜、といそいそと須磨海づり公園に向かったのだが、大誤算だった。

 陸の気温と海辺の気温が全く違うことを忘れていた。筆者、気象予報士なのに。

 駅を降りたときは確かにシャツ一枚でも快適な陽気だったのに、釣り台では風がかなり強く、ダウンや少なくともウインドブレーカーがないとかなり厳しい。

 この日の満潮が6時50分だったので、開園の7時過ぎを狙って向かおうとしたが、電車に間に合わず8時に開始。水面を眺めても魚の影すら見えない厳しい滑り出しに。

 「アオイソメは適度にいれかえて新鮮な匂いを漂わせる」という一つ覚えも虚しく、釣り糸を垂らしても釣れるのはワカメと地球だけ。

水面の下に見えるのは大量のワカメ。ワカメに釣り糸が引っかかったら竿を縦にして引っ張ると針も無事に取れると教えてもらった

 そして結果は…… またしてもリベンジならずのボウズ。

 後日HPの釣果情報を見ると、当日の水温は9.5℃で、気温に反してまだまだ低かったらしい。「1日やってアタリが1回あるかどうか」というコメントがあったが、その1回を確実に引き寄せ、アイナメやベラを釣り上げた人もいたようだ。

魚を連れてかえるはずのクーラーボックスは今回もアオイソメを冷やすだけの役割だった