今回は、車中泊に必須の暑さ対策アイテム「おすすめポータブルクーラー10選」をご紹介します。夏の車内は高温多湿になりやすいため、快適に眠ったり休憩したりするのが難しくなりがちです。

 この記事では、車中泊を快適にするポータブルクーラーの魅力や、冷却性能や選び方のポイントも解説しています。

 あなたにぴったりの1台を見つけて、快適な車中泊ライフを実現しましょう。

※本ランキングは、Amazon・楽天の販売状況および編集部の独自基準をもとに作成しています。

■夏の車中泊で大活躍のポータブルクーラーとは?

車中泊向けポータブルクーラー

 車中泊を快適にするための必須アイテムが、ポータブルクーラーです。とくに夏場の車中泊では、車内温度が想像以上に上昇し、熱中症や睡眠不足のリスクが高まります。

 そんなときに頼れるのが、工事不要で手軽に使えるポータブルクーラーです。AC電源はもちろんDC電源や専用バッテリーを備えた製品も多く、電源の確保が難しい場所でも使えます。

 冷房能力や重量、静音性も年々進化しており、用途に応じてさまざまなモデルがあります。

■車中泊でのポータブルクーラーの使い方

車中泊向けポータブルクーラー

 車中泊でポータブルクーラーを使用する際は、まず電源を確保しましょう。多くのモデルはAC電源に対応しているため、電源付きのキャンプサイトやRVパークでも使えます。ポータブル電源を使用する場合は電力の容量と消費電力に気をつけましょう。専用バッテリーやソーラーパネルに対応した機種であれば、電源が取れない場所で充電も可能です。

 また、車内で効率よく冷却するには、排熱ダクトの設置が不可欠です。外部に熱を逃がすことで冷房効果をしっかり発揮できます。

 さらに、冷却性能や静音性を考慮し、設置場所や運転モードを調整することも大切です。除湿機能や睡眠モード、アプリ操作に対応しているモデルもあり、快適性を高めてくれます。排水処理や換気にも気を配りましょう。

■車中泊で使うポータブルクーラーの選び方

車中泊向けポータブルクーラー

 車中泊を快適に楽しむためには、暑さ対策が欠かせません。そこで役立つのがポータブルクーラーです。本体サイズ、給電方式、冷却能力や静音性、排熱・排水方式など、使用環境に応じたモデルを選ぶことで、暑い夜を涼しく過ごせるでしょう。

●設置場所とサイズのバランスが快適性のカギ

 車中泊でポータブルクーラーを使用する際は、設置場所とサイズのバランスが快適性に大きく影響します。車内空間は限られているため、コンパクトなモデルが望ましいものの、冷却能力や排熱性能も確認してしてください。

 ミニバンや軽など、車種により適したサイズが異なるため、事前に設置スペースを測っておくと安心です。運転中や就寝中に邪魔にならない場所に置けるサイズを選びましょう。

 縦置きや横置きに対応しているモデルも検討し、使い方に応じたモデルを選びましょう。

●使用環境に合わせて電源を確保する

 ポータブルクーラーを車中泊で使用する場合、使用環境に応じて電源の確保をしましょう。車中泊ではポータブル電源や専用バッテリーが使えるタイプが便利です。ACに加えてDCやソーラーにも対応しているモデルであれば、電源のない場所でも使用可能です。

 シガーソケットから給電できる製品なら、車両から直接電源を取れます。使用時間や電力消費を考慮し、停電時や長時間の使用にも耐えられる柔軟な給電方式のモデルを選ぶと安心です。

●消費電力を把握して車内の電力管理を

 車中泊でポータブルクーラーを使う際は、消費電力を必ず確認しましょう。消費電力が高すぎるとバッテリーの消耗が早く、長時間の使用ができません。冷却能力が高く、省エネ性にも優れたタイプを選ぶようにしましょう。

 用意する電源の電力供給能力を確認し、消費電力を考慮して選びましょう。夜間に長時間使いたい場合、消費電力の少ないモデルがおすすめです。

●車内に適した冷却能力を見極めよう

 車中泊用のポータブルクーラーを選ぶ際は、必要な冷却能力を把握しておきましょう。車内は空気がこもりやすく、断熱性が低く直射日光の影響も受けやすいため、短時間で冷却できるモデルが理想です。

 400〜1,200W(約1,400〜4,000BTU)のモデルなら、軽自動車からバンサイズの車内までカバーできます。冷却能力が足りないと、クーラー本体への負担にもつながります。車内の広さや使用時間に合わせて適切なスペックを選びましょう。

 涼しさを感じにくい場合は、風量や設定温度を調節してスポット的に使用するなど、効率的になるような工夫も必要です。

●静音性に優れたモデルで快適な就寝を

 ポータブルクーラーを車中泊で使用する際、就寝中の快適さを左右するのが「静音性」です。狭い車内では運転音が響きやすく、音が大きいと安眠できないため、運転音のレベルをチェックしましょう。運転音が50dB以下の静音性に優れるモデルは、図書館に近いレベルの静けさです。

 風量の切り替え機能やスリープモードを搭載した製品なら、運転音をさらに抑えられます。音に敏感な方や車中泊中の快眠を重視する方は、スペックに記載されたdB値も確認し、静かなモデルを選ぶとよいでしょう。

●持ち運びがラクな重さかどうか、確認する

 ポータブルクーラーを車中泊で使う場合には「重さ」と「持ち運びやすさ」も重要なポイントです。車中泊やアウトドアで使う場合、本体の重さが10kg前後であれば一人でも無理なく移動できます。取っ手付きやショルダーベルト対応のモデルであれば、さらに移動がスムーズです。

 逆に、バッテリー一体型や大型の高出力モデルは20kg以上になることもあり、車内の設置や移動が負担になる場合もあります。使用するシーンを考えて、適切な重さの製品を選び、快適な車中泊にしましょう。

●排熱と排水のしやすさも要チェック

 車中泊でポータブルクーラーを使う際は、冷却効率を高める「排熱ダクト」と、結露水を処理する「排水ホース」の使いやすさが重要です。快適な車内環境を保つには、この2点を忘れずチェックしましょう。

排熱の仕組みと設置方法を正しく理解する

 ポータブルクーラーの多くはコンプレッサー式で、室内の空気を冷やすと同時に熱を外に排出する必要があります。車外に熱を逃す「排熱ダクト」を適切に設置できるかどうかが冷却効率を左右します。また車内の空気の量を保つため、給気も重要です。給気ダクトが付いたモデルでは排気と同じく設置に気をつけましょう。 

 設置には車の窓サイズや開閉方法との相性も重要で、きちんと設置しないと十分に冷却効果を得られない場合もあります。排熱と給気の経路の確保が不十分だと、外から暖かい空気を取り込んでしまい、なかなか温度が下がらないおそれもあるため、排熱の仕組みを理解し、設置のしやすさと安定性をチェックしておきましょう。

排水方式とメンテナンスのしやすさも確認

 ポータブルクーラーは、冷却時の結露水を排出する必要があります。排水方式はモデルによって異なり、多くのモデルではドレンホースによる排水、または内蔵タンクに貯める方式が採用されています。バッテリー駆動モデルでは排水処理が簡略化されている場合もあります。

 タンク容量が小さいと頻繁に排水しなくてはならず手間となるため、排水の構造や排水設計は要チェックです。排水口の掃除やタンク取り外しのしやすさなど、メンテナンス性も重要なポイントです。

■車中泊向けポータブルクーラー おすすめランキング 10選

車中泊向けポータブルクーラー

 車中泊をより快適に過ごすためには、暑さ対策がとても大切です。そこで活躍するのが「ポータブルクーラー」です。ここでは、車内で手軽に使えるおすすめクーラーをランキング形式でご紹介します。

※本ランキングは、Amazon・楽天の販売状況および編集部の独自基準をもとに作成しています。

●1位:BougeRV 3500BTU ポータブルエアコン

 BougeRVの「3500BTU ポータブルエアコン」は、車中泊やキャンプに最適なコンパクト冷房機です。最大3500BTUの高い冷却性能で、2人用テントの空間を15分で10℃下げる実力を持ちます。

 片手で持ち運べる軽量設計で、設置や準備も簡単。運転音は50dB以下の静音仕様で、夜間も快適に使用可能です。

 5つの運転モード(送風・冷房・強力冷房・除湿・睡眠)を搭載し、専用アプリやリモコンでの遠隔操作にも対応しています。最大3m先まで届く強力送風も魅力です。

メーカー BougeRV
製品名 3500BTU ポータブルエアコン
給電方式 AC 100V
消費電力 400W
冷却能力 3500BTU/1000W
重さ 約15kg
排熱ダクト
排水方法
価格(税込) 59,980円
公式サイト BougeRV 公式サイト

●2位:ECOFLOW WAVE 3 ポータブルエアコン + WAVE 3 専用バッテリーパック

 EcoFlowの「WAVE 3 ポータブルエアコン+専用バッテリーパック」は、最大1.8kWの冷房が可能で、車中泊やテント内をわずか15分で約8℃冷却可能なポータブルクーラーです。専用バッテリーにより最大8時間のコードレス稼働するため、夜間の使用も安心です。

 AC電源、ソーラー、シガーソケットなどの給電方法に対応しています。静音性にも優れ、アプリ操作やスマートモードなど機能面も充実。環境に配慮したR290冷媒を採用しているモデルです。

メーカー EcoFlow
製品名 WAVE 3 ポータブルエアコン + WAVE 3 専用バッテリーパック
給電方式 AC 100-240V/専用バッテリー/ソーラー/シガーソケット
消費電力
冷却能力 1.8kW
重さ 約25.2kg(本体約15.6kg+バッテリーパック約9.6kg)
排熱ダクト あり(マグネット式窓シートで設置可能)
排水方法
価格(税込) 173,388円
公式サイト EcoFlow 公式サイト

●3位:EENOUR スポットエアコンPA600 ブラック

 EENOURの「スポットエアコンPA600」は、1.758kW(6000BTU)の高冷却能力を誇るポータブルクーラーです。5〜6畳の空間を素早く冷却でき、冷媒には環境に優しいR290を採用。AC100VとDC48Vの電源に対応し、ポータブル電源と併用すればアウトドアでも活躍します。

 運転音は42〜56dBと静音設計で、冷風・送風・除湿・スリープの4モードに加え、7段階の風量と温度設定が可能。タイマー機能やリモコン操作にも対応し、快適さと使いやすさを両立しています。

メーカー EENOUR
製品名 スポットエアコンPA600 ブラック
給電方式 AC100V/DC48V(ポータブル電源対応)
消費電力
冷却能力 1.758kW(6000BTU)
重さ 約13.8kg
排熱ダクト あり(付属の排気ダクトで外部排出)
排水方法
価格(税込) 84,900円
公式サイト EENOUR 公式サイト

●4位:山善 バッテリー対応コンパクトクーラー

 山善の「バッテリー対応コンパクトクーラー YBC-C04」は、AC電源とバッテリーの2WAY対応で、屋内外問わず使えるポータブルクーラーです。冷房能力は400Wで、周囲温度から最大10℃の冷却が可能。重さ約8.5kgと軽量で持ち運びも簡単です。

 排熱ダクト付きで効率的な冷却が可能。風量や冷風・送風の切り替えもワンタッチで操作できます。専用バッテリー4個使用時は最大2時間連続稼働でき、車中泊やキャンプ、防災用途にも最適です。

メーカー 山善
製品名 バッテリー対応コンパクトクーラー YBC-C04
給電方式 AC 100-240V(付属アダプター)/DC 18V(専用バッテリー)
消費電力 200W
冷却能力 400W
重さ 約8.5kg
排熱ダクト あり(付属)
排水方法
価格(税込) 参考価格70,500円
公式サイト 山善 公式サイト

●5位:EENOUR スポットエアコンQN750

 EENOURの「スポットエアコンQN750」は、冷房能力0.85kWの高性能モデルで、コンパクトながら優れた冷却力を発揮します。2気筒コンプレッサーを採用し、従来モデルに比べ冷却効率と静音性が向上しました。約10kgの軽量設計に加え、持ち運びしやすいハンドル付きで、屋内外問わず快適な冷風を届けます。

 排熱ダクトも備え、テントや車内でも使いやすく、キャンプや車中泊、作業現場など多様なシーンで活躍します。暑さ対策に頼れる1台です。

メーカー EENOUR
製品名 スポットエアコンQN750
給電方式 AC電源
消費電力
冷却能力 0.85kW
重さ 約10.0kg
排熱ダクト あり
排水方法
価格(税込) 81,900円
公式サイト EENOUR 公式サイト

●6位:サンコー 運べるスポットクーラー「ワイルドクーラー」

 サンコーの「ワイルドクーラー」は、コンプレッサー式を採用したポータブルクーラーです。冷房能力は293W(1000BTU)と十分で、車中泊はもちろん、エアコンのないガレージやアウトドアなどでも快適な冷風を届けます。約9.8kgの軽量設計で持ち運びしやすく、排熱ダクトやドレンホースも付属しています。

 LEDライトや傾斜検知の安全機能も搭載しており、シンプル操作で使い勝手も良好です。電源はAC100Vで、幅広いシーンで活用できます。

メーカー サンコー
製品名 運べるスポットクーラー「ワイルドクーラー」
給電方式 AC電源(100V)
消費電力 243W(50Hz)/270W(60Hz)
冷却能力 293W(1000BTU)
重さ 9.8kg
排熱ダクト あり(付属)
排水方法 ドレンホース(付属)による排水
価格(税込) 29,800円
公式サイト サンコー 公式サイト

●7位:日動工業 YN-KANGEKI-3 ポータブルスポットクーラーカンゲキくん 3

 猛暑・酷暑・激暑に立ち向かう頼れる一台、「カンゲキくん3」は、車中泊のほか、オフィスや工場、屋外の現場などで部分的に冷却が可能なポータブルスポットクーラーです。冷房能力は最大0.41kWとコンパクトながら十分な涼風を届け、重さ11.8kgで移動もスムーズ。電源は100Vコンセントで使えるため、設置も簡単です。

 排熱用ダクトと冷風用ダクトが付属しており、冷風をピンポイントで届けられる点も魅力。アウトドアの熱中症対策や作業の効率化に、1台あると心強いアイテムです。

メーカー 日動工業
製品名 YN-KANGEKI-3 ポータブルスポットクーラー「カンゲキくん3」
給電方式 AC100V
消費電力
冷却能力 0.41kW(50/60Hz)
重さ 11.8kg
排熱ダクト あり(最長1.5m)
排水方法 ドレンタンク式(0.3L、満水検知で自動送風切替)
価格(税込) 57,200円
公式サイト ウエダ金物 公式サイト

●8位:SUNGA Japan ポータブルクーラー 「ECOOL+」

 SUNGA Japanのポータブルクーラー「ECOOL+」は、528Wの高い冷房能力を備えたコンパクトタイプの冷風機で、暑い夜の車中泊を快適に過ごせます。AC電源と専用リチウムイオンバッテリーの両方に対応しており、最大で24時間の連続運転が可能です。除湿機能も搭載され、暑さと湿気の両方に対応できます。

 重量は約8.8kgと軽量で、持ち運びもラクラク。車中泊はもちろん、アウトドアや作業現場など、さまざまなシーンで活躍するポータブルクーラーです。

メーカー SUNGA Japan
製品名 ポータブルクーラー 『ECOOL+』
給電方式 AC100-240V(50/60Hz)、バッテリー(DC24V)
消費電力 210W
冷却能力 528W(1800BTU)
重さ 8.8kg(本体)
排熱ダクト
排水方法
価格(税込) 147,000円
公式サイト SUNGA Japan 公式サイト

●9位:日動工業 エコやん バッテリーセット

 日動工業の「エコやん バッテリーセット」は、AC100VとDC24~48Vの両方に対応したポータブルスポットクーラーです。設置工事が不要で、コンパクトな本体には持ち運びに便利なハンドルとショルダーベルトを装備。冷風と送風の2モードを搭載し、屋内外のさまざまなシーンで活躍します。

 バッテリーユニットと組み合わせれば、電源の取れない場所でも使用可能で、車中泊にも最適です。排水はドレンホース式で、バッテリー非使用時も安心。熱中症対策にも最適な一台です。

メーカー 日動工業
製品名 エコやん バッテリーセット
給電方式 AC100V/DC24~48V(AC・DC兼用)
消費電力 冷風:最大約153W(60Hz強モード時)
冷却能力 0.32kW
重さ 9.5kg
排熱ダクト
排水方法 ドレンホース(バッテリーユニットなし時)
価格(税込) 261,800円
公式サイト 日動工業 公式サイト

●10位:EcoFlow DELTA 2 Max ポータブル電源 2048Wh + EcoFlow Wave 3ポータブルエアコン 車内泊 2点セット

 EcoFlow DELTA 2 MaxとWave 3がセットになった、車中泊やキャンプに最適なポータブル電源+ポータブルエアコンの組み合わせです。DELTA 2 Maxは2048Whの大容量バッテリーを備え、Wave 3の稼働時間を大幅に確保。Wave 3はエアコンとしてはもちろん、送風や除湿モードも搭載し、夏場のアウトドアを快適にサポートします。

 排熱・排水設計にも優れ、設置も簡単。静音性も高く、車中泊の睡眠環境を損なわない点も魅力です。移動中も快適さを妥協せず、災害時の備えとしても心強い2点セットです。

メーカー EcoFlow
製品名 DELTA 2 Max + Wave 3 ポータブルエアコン セット車内泊 2点セット
給電方式 AC電源/ソーラーパネル/シガーソケット / ポータブル電源(DELTA 2 Max)
消費電力
冷却能力 1,8kW
重さ 約15.6kg(EcoFlow WAVE 3)
排熱ダクト あり
排水方法
価格(税込) 404,030円
公式サイト EcoFlow 公式サイト

■車中泊向けポータブルクーラーおすすめ製品一覧【価格比較】

製品名 価格(税込)
BougeRV 3500BTU ポータブルエアコン 59,980円
EcoFlow WAVE 3 ポータブルエアコン + WAVE 3 専用バッテリーパック 173,388円
EENOUR スポットエアコンPA600 84,900円
山善 バッテリー対応コンパクトクーラー 参考価格70,500円
EENOUR スポットエアコンQN750 81,900円
サンコー 運べるスポットクーラー「ワイルドクーラー」 29,800円
日動工業 YN-KANGEKI-3 ポータブルスポットクーラーカンゲキくん3 57,200円
SUNGA Japan ポータブルクーラー 「ECOOL+」 147,000円
日動工業 エコやん バッテリーセット 261,800円
EcoFlow DELTA 2 Max ポータブル電源 2048Wh + EcoFlow Wave 3ポータブルエアコン 車内泊 2点セット 404,030円

■排気ダクトなしの車中泊向けポータブルクーラーはある?

車中泊向けポータブルクーラー

 排気ダクトなしのポータブルクーラーを希望する人もいますが、冷却能力に優れたモデルには、基本的に排熱と給気のダクトが必要です。冷却時には空気の交換が必ず発生するため、熱を車外に効率よく逃がさなければなりません。給気ダクトが付いたモデルでは同じだけ空気を取り入れるようにし、冷房効率に無駄がないようにします。

 一方、簡易型のクーラーには排気ダクトがない製品も存在しますが、冷却能力はあくまで補助的。真夏の車中泊や高温多湿な環境下では、車内を冷やすのに力不足な場面もあります。

 しっかりと冷やしたい場合には、ダクトのあるモデルを選ぶのが現実的。設置や排気の工夫次第で、車中泊に最適な冷房環境を整えることが可能です。

■夏の車中泊はポータブルクーラーで快適に過ごそう

 夏の車中泊では、車内の温度上昇や蒸し暑さが大きな課題ですが、ポータブルクーラーがあれば快適に過ごすことができます。冷房だけでなく除湿や静音性、持ち運びやすさなどを重視して選ぶことで、より満足度の高い車中泊が実現します。

 本記事を参考に、最適な1台を見つけて、安全で涼しい旅を楽しんでください。