ふと自分の釣り竿を見てみると、思いがけないところに傷が入っていることがしばしばある。大切なロッドについた傷を見ると、誰しも気分が滅入ってしまうことだろう。しかし、工夫をすれば手近なアイテムで保護できるものだ。今回は、DAISO(以下、ダイソー)の「スプリングストラップ」を使って、できるだけロッドに傷がつかないようにしたり、車内のロッド収納時にも役立てたりなど、便利な使い方を紹介していく。
■ロッドにぐるぐる! 巻きつけるだけで傷から守る

まずはロッドの保護に使う方法から。スプリングストラップを3cm程度にカットして、ロッドの中心当たり(堤防や磯場など自分がよく行く場所で釣り竿を立てかけたり置いたりしたときの接地面)に巻きつける。このとき、スプリングストラップの直径が大きすぎると、取りつけたい箇所にピタッと固定されず、使用中にズレ動いてしまう。取りつけたい箇所の直径とスプリングストラップの直径を事前に確認してから購入するようにしよう。
■スプリングストラップは車への収納時にも活躍

スプリングストラップのもう一つの活用場面は、ロッドを車内へ収納する際である。そもそも車内での傷を防止する方法としては、ロッドホルダーの活用が考えられる。しかしロッドホルダーは、着脱に手間を要するものが多く、釣り以外で出かける際にもつけっぱなしとなっていることが多い。その点、着脱が簡単で、釣りをしないときにはきれいさっぱり外せる低コストなのが、このスプリングストラップを使う方法である。
加工はほとんど必要なく、1本のスプリングストラップの両端を、片方は運転席のヘッドレストに、もう片方は助手席のヘッドレストのそれぞれ柄の部分に取りつけるだけ。あとは、取りつけたスプリングストラップと後部座席にロッドを載せるといったところだ。もしも、後部座席のロッドが走行中にズレ動くのであれば、後部座席のヘッドレストにも同じようにスプリングストラップを装着するとよいだろう。