だんだんと暖かい日も多くなり、春の足音が聞こえてくる時期となった。春といえば「お花見」。毎年この時期を楽しみにしている方も多いのではないだろうか。
今回はお花見と登山の両方楽しめる「光城山(ひかるじょうやま)」を昨年の景色を交えながら紹介する。
■桜と北アルプスの絶景コラボを満喫!

光城山は標高911.7m、長野県安曇野市(あずみのし)に位置する山だ。眺望がよく1年を通して多くの人が訪れるが、4月の桜シーズンは特に賑わいを見せる。光城山の駐車場は約70台駐車できるが、桜シーズンになると休日はかなり混雑する。JR篠ノ井線・田沢駅から登山口までは約2.5km、徒歩で30分ほどかかるが、駐車場の混雑を避けたい場合は電車の利用もおすすめだ。
山の西側から山頂へと続く「さくらコース」では、登山口から山頂まで約1,500本のソメイヨシノが咲き誇り、その様子は「登り龍」とも称されている。
登山口から山頂までは約1km、1時間ほどのコースだ。その間は常にお花見をすることができる。登山道を振り返れば、桜並木の間から雪化粧をした北アルプスの山々が広がり、その絶景に感動すること間違いなしだ。

■ひと山で二度楽しめる! 夜桜ナイトハイク

光城山の桜は昼間だけでなく夜も楽しめる。夜桜のライトアップは数あれど、登山口から山頂までの桜並木すべてをライトアップしている場所はそうそうないだろう。
登山道はすべてライトアップされているため、足元はヘッドライトなどで照らすよりも確認しやすく、道迷いの心配もないためナイトハイクに慣れていなくても安心だ。筆者が昨年訪れた時は19時から23時までライトアップされ、昼間と比べて人も少なく、ゆっくりと夜桜を楽しめた。点々と灯りに照らされる夜の桜の姿はなんとも幻想的だ。また、市街地からは少し離れているため星空も堪能できる。
