■天然記念物の藤が咲き乱れる「あしかがフラワーパーク」
●あしかがフラワーパークについて

あしかがフラワーパークはおよそ10万平方メートルの敷地面積を誇り、季節によってさまざまな花を見ることができる。春は、畳およそ600枚分の藤棚を持つ樹齢160年を超す大藤や、長さ約80mの白藤のトンネル、日本では栽培が難しいといわれるキバナフジなど、350本以上の藤が咲き乱れる。
藤の見頃は例年4月中旬から5月中旬頃にかけて。4月12日から5月18日まで「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」が開催され、期間中の4月19日から5月18日までは、藤のライトアップが行われる。

あしかがフラワーパークはCNNの「世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選出されたほか、白藤のトンネルと大藤は「栃木県天然記念物」に指定されている。さらに、藤のライトアップは秋・冬季開催のイルミネーションと共に「日本夜景遺産」に選定されている。
●アクセスと混雑状況について
ひたち海浜公園からは電車の場合、JR常磐線の特急で勝田駅から友部駅へ、JR水戸線に乗り換え小山駅でJR両毛線に乗り継ぎ、あしかがフラワーパーク駅までおよそ3時間。駅からは徒歩約3分で到着する。
車の場合、ひたち海浜公園ICから常陸那珂有料道路、北関東自動車道に入り出流原スマートICを出て県道175号線、67号線を経由し1時間半ほどで到着する。筆者が訪れた日は混雑していたため、およそ3時間半かかった。
●世界一美しいと謳われる藤の花

筆者があしかがフラワーパークに到着したのは日没頃。日が落ちると肌寒くなるため、長袖の上着を持参するとよいだろう。
園内に入ったときは明るかった空が徐々に暗くなり、ライトアップされた藤が浮かび上がる。


白藤のトンネルや池に映る水鏡の藤など、初めて見る幻想的な光景ばかりで、すっかり見惚れてしまった。
なかでも、筆者が特に感動したのは大藤だ。辺りに甘い藤の香りが漂うなか、頭上からまっすぐ伸びた約1.8mの無数の花房が紫色のカーテンのように揺らめき、神秘的な空間が広がっていた。

●施設名 あしかがフラワーパーク
住所 〒329-4216 栃木県足利市迫間町607
電話 0284-91-4939
1日入園料 大人1,200円~2,300円、子ども600円~1,200円 ※開花状況により変動。詳細は要確認
ホームページURL https://www.ashikaga.co.jp
※営業日時はホームページよりご確認ください
■何度でも見たくなる絶景スポットを訪れてみよう!
みはらしの丘一面を青色に染める国営ひたち海浜公園のネモフィラと、あしかがフラワーパークの世界一美しいといわれる藤の花。どちらも心を揺さぶる景観で、まるで夢のような1日だった。
何度でも見たくなる2つの絶景スポットを、ぜひ訪れてみてほしい。
※この記事の情報は2025年4月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。