春の気配が日に日に増してくると、気になるのが桜の開花時期だ。今年はどこに花見へ行こうかと考えている人も多いだろう。

 そこで今回は、愛知県在住の筆者が名古屋市中心部にある桜の名所や、名古屋駅から1時間以内で行ける、愛知県でおすすめの花見スポットを紹介する。

■約10種類の桜が咲き乱れる「名古屋城」

名古屋城と桜を同時に楽しめる(画像提供:名古屋城総合事務所)

 「名古屋城」といえば、金の鯱(しゃちほこ)で有名だが、名古屋市を代表する桜の名所でもある。

 名古屋城へは電車でおよそ10分、名古屋駅から地下鉄東山線で栄(さかえ)駅へ。そして地下鉄名城(めいじょう)線に乗り換え、名古屋城駅で下車する。7番出口から徒歩約5分だ。

名古屋城の見事なシダレザクラ(画像提供:名古屋城総合事務所)

 名古屋城内には約10種類、およそ900本の桜の木があり、例年3月下旬から4月上旬にかけてソメイヨシノやシダレザクラなどが見頃を迎える。その他、外堀や内堀周辺の桜並木も見ごたえがあるので、桜を眺めながら散策するのがおすすめだ。

 3月20日から4月6日の「名古屋城桜まつり」期間中は開園時間が延長され、日没から19時30分頃まで桜のライトアップが行われる。

名古屋城
住所 〒460-0031  愛知県名古屋市中区本丸1-1
電話 052-231-1700(名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所  8:45~17:30)

ホームページURL/https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp

※営業日時はホームページよりご確認ください

●【MAP】名古屋城

■アクセス抜群の桜の名所「鶴舞公園」

鶴舞公園の噴水塔と満開の桜(画像提供:名古屋市緑化センター)

 「鶴舞(つるま)公園」へは、名古屋駅からJR中央本線で約7分の鶴舞(つるまい)駅で下車し、駅から徒歩1分ほどだ。

 鶴舞公園は1909年に市営第一号として開園した歴史を持つ、都会の真ん中にある市民の憩いの場である。バンテリンドームナゴヤおよそ5個分の広大な敷地に、ソメイヨシノをはじめ約750本の桜の木があり、噴水塔の北側に桜林が広がる。満開の時期には多くの花見客で賑わい「さくら名所100選の地」に選ばれた人気のスポットだ。

 桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬。3月20日から4月6日の「鶴舞公園桜まつり」期間中は、18時から22時まで桜のライトアップが行われ、夜桜も楽しめる。

鶴舞公園
住所 〒466-0064  愛知県名古屋市昭和区鶴舞1
電話 052-733-8340(名古屋市緑化センター  9:00~16:30)

ホームページURL/https://tsurumapark.info

※営業日時はホームページよりご確認ください

●【MAP】鶴舞公園