■中央エリアの最上部「寺小屋スキー場」

寺小屋スキー場のコースは中斜面がメインとなる

 東館山ゴンドラ山頂からは、山の尾根を移動しながら、寺小屋や高天ヶ原マンモス、タンネの森オコジョ、一の瀬ファミリーなどのスキー場に滑り込むことができる。

 どのスキー場に行くか悩んでしまうが、朝からチラついていた雪が本降りになってきたので、「きっと今なら寺小屋でパウダーを滑れるはず!」と、寺小屋に向かうことにした。このスキー場の最上部は標高2,060m。中央エリアで最も高い場所に位置し、志賀高原のなかでもトップクラスの標高なのだ。

 本来であれば、コースからパノラマで冬の山並みを見渡せるのだが、降雪の本日はその展望は望めない。その分、このスキー場の魅力である抜群の雪質を堪能できた。

展望&雪質がすばらしい「寺小屋スキー場」

■山の上でくつろげる「レストハウス寺小屋」

「レストハウス寺小屋」は中央エリア最深部で休憩できるありがたい存在

 朝からいくつものスキー場を繋いで滑りとおしてきたので「そろそろランチにしよう」と、寺小屋で休憩をとることにした。

 ゲレンデ内「レストハウス寺小屋」は、ヨーロッパの山岳リゾートを彷彿させる石造りの外観。レストランは暖炉もあって、ブーツを脱いでくつろげるサンダルも用意されている。ラーメンやカレーの定番料理が揃うが、本日は長野名物の「タレカツ丼」や、イチ押しメニューとしておすすめさた「チキントマトソースランチ」を注文。窓から雪景色を眺めながら、午後からも続く滑りに備えてしばし休憩をとる。

レストランのイチ押し「チキントマトソースランチ」はパンとライスが選べる
カツに甘辛いタレをくぐらせた「タレカツ丼」
レストランは暖炉を備えた山岳リゾートらしい雰囲気だ
用意されたサンダルに履き替えれば、窮屈なブーツから足を解放できる

■食後は高天ヶ原マンモス方面に

滑走後半は高天ヶ原マンモスなどのワイドバーンを滑り込む

 ランチ休憩を済ませたら、今度は高天ヶ原マンモス方面へと向かうことに。このエリアは、高天ヶ原マンモスと一の瀬ファミリーの2大ゲレンデと、その間に広がるタンネ森オコジョの3スキー場が並んでいるところ。

 中斜面がメインの高天ヶ原マンモスでは長さのあるロングコースとワイド斜面の滑走が気持ちいい。一の瀬ファミリーはコースバリエーションが豊富で、上部が急斜面、下部は初級向けのバーンと幅広いレベルが楽しめる。

 そして、タンネの森オコジョは緩斜面のコース設定だが、樹林の間を抜けながら滑る「ちょっとしたツリーラン気分」を味わえることが魅力だ。

 さらに、一の瀬ファミリーから道路の高架橋を渡れば、一の瀬ダイヤモンドや一の瀬山の神へと移動できる。これらすべてのスキー場をスキー・スノーボードを着けたまま移動ができることが「中央エリア」の魅力なのだ。

「中央エリア」の全スキーをcheck

■締めくくりは山の駅でショッピング

売店の一角がりんごの菓子コーナーになっているほど、りんごの商品が多数揃う

 中央エリアのスキー場を複数滑り込んで、また山の駅に戻ってきたら、最後は売店などでお土産を探すショッピング。長野の名産品である、りんごや栗のお菓子が充実しており、志賀高原のオリジナルグッズなどもいろいろと揃っている。軽井沢で人気の銘菓などの気になる品も数多い。

 また、ホットコーヒーやジェラードなどが楽しめる「山のCafeもあり、滑った後のちょっとしたおやつにぴったりだ。

栗かのこ、もなか、パイ、ランドクシャなど栗を使った商品も充実している
軽井沢で評判の「マドレーヌチーズバーガー」も人気のおみやげ
日本最大級のスキーリゾート「中央エリア」を滑りつくそう