群馬県の川場スキー場が今シーズンに開場35周年を迎える。首都圏から行きやすいうえ雪質がよいことで知られ、初心者やファミリー、そして上級者まで楽しめるバラエティーに富んだコースが魅力。

設備やランチメニューもどんどん進化しているので、「久しぶりに滑りにいってみよう」という方は川場スキー場のイメージを最新バージョンにアップデートしていこう。

■1. 首都圏から行きやすいうえ雪質がいい

 スキー場へのアクセスは、関越道・練馬ICから2時間ほど。日帰りで滑りに行ける距離でありながら、ゲレンデトップが標高1,870mと高所あるため、雪質には定評がある。バラエティに富んだ10コースでは最長3.3kmのロングクルージングも味わえ、近年は非圧雪のパウダーエリアを開放するなど、ニーズに合わせてさまざまな滑り方ができるスキー場へと改革が進んでいる。

また、今シーズンからは新たな人工降雪機が6基設置される。既存の設備とあわせて合計19基の人工降雪機が安定した積雪とコースコンディションを保ち、雪不足にも対応してくれる。

そして開場35周年を迎えるこの冬は、オリジナルグッスの販売や北海道フェアを開催するなどさまざまなイベントも企画。今シーズンはゲレンデがさらに盛り上がりを見せる期待のシーズンだ。

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最長滑走3.3kmのロング滑走も楽しめるバラエティに富んだ10コースをレイアウト

■2. 川場の象徴! ゲレンデ直結の立体駐車場「カワバシティ」

 スキー場開業当時に話題を集めたのが、車を停めたらエレベーターでゲレンデまでスムーズに移動できる立体駐車場「カワバシティ」。8階建てのこの施設は上階にチケット売り場やレンタルコーナー、レストランなどがそろい、センターハウスとしても機能している。駐車場から寒い屋外を移動することなくリフト券の購入やレンタルの手続き、着替えまで済ませて、そのままゲレンデにアクセスできるから快適そのものだ。

 ゲレンデ直結の立体駐車場は収容台数が900台。満車になったら屋外駐車場の利用となる。現在は、土日祝日と年末年始は立体駐車場の事前予約が可能となっており、確実に立体駐車場に車を停めたいという方は予約がおすすめだ。

 スキー場へは、関越道の沼田ICから約25分。IC付近はハイシーズンでもそれほど積雪がないが、スキー場がある川場村に入ると路面に雪が増えてくる。雪道運転が不安という方は、ルート途中にある「道の駅 川場田園プラザ」に車を停めて、無料シャトルバスに乗り換えてスキー場へ行くことも可能だ。

立体駐車場とセンターハウスが一体化した便利な複合施設「カワバシティ」

■3. 誰もいないコースを独り占めできる「ファーストトラックキャットサービス」

 良質な雪を体験してもらうためにはじまった「ファーストトラックキャットサービス」は、今ではすっかり川場スキー場の名物。リフトが運行する前に雪上車でゲレンデ山頂まで行き、誰もいないコースに朝一番で滑り込める特別感が味わえる。シュプールが刻まれていないピステンやパウダースノーを独り占めできるので爽快感が格別だ。天気がよければ青空の下に広がる雪山を見渡せ、絶景とともに滑り降りる最高の体験ができる。「ファーストトラックキャットサービス」の利用はウェブからの予約となり、朝食券も付いている。

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■4. 初心者やファミリーにも優しい環境

 川場スキー場はしっかり滑れる印象があるが、スキー・スノーボードがまったく初めてであっても安心。山麓に用意された「ファーストステップゲレンデ」は、子どもが雪遊びやソリを楽しめるほか、初心者が滑りの練習をしてもOKだ。フード付きのスノーエスカレーターが利用できるので、斜面を上がるのも楽々できる。

 子どもは遊びながら雪の楽しさを知り、初心者はいきなりリフトに乗らなくてもここで安心して上達することが可能だ。雪に慣れ、滑る感覚をつかんだら改めて初級コースを滑走するなど、段階を踏んでスキー・スノーボードを楽しむことができる。

まだ滑れない小さな子どもでもソリを楽しむなど雪と親しむことができる
レンタルも充実しており、特にキッズのレンタル用具はクオリティーが高く品揃えも豊富