今シーズンの白馬岩岳スノーフィールドは2024年12月20日からスキー場営業がスタート。そして、そのタイミングで待望の新ゴンドラの運行がはじまった。ゴンドラの更新は実に38年ぶり。新たに架設されたゴンドラはスイス製のキャビンを採用し、窓も広くて開放感がある。

これまでのゴンドラは6人乗りで毎時約1400人ほどの輸送力だったが、10人乗りになった新ゴンドラは毎時約2400人と約1.8倍にアップ。山頂までの所要時間も1分短縮され、今後は混雑時の待ち時間が解消されていくだろう。

■スノーアウトドアエリア「IWATAKE WHITE PARK」がリニューアル

「雪と火」をコンセプトとする新たな施設が「IWATAKE WHITE PARK」にオープン

 白馬岩岳スノーフィールドの魅力は、スキー・スノーボードをしなくても冬の自然を満喫できること。白馬連峰を一望できる展望テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」や北アルプスに向かって飛び込むような絶景ブランコ「ヤッホー! スウィング presented by にゃんこ大戦争」などの人気観光スポットが数多い。

 これに加えて今シーズンは、ゴンドラ山頂の森に広がるスノーアウトドアエリア「IWATAKE WHITE PARK」をリニューアルし、のんびりくつろげる憩いの場が新たに登場する。その新スポットには、インディアンの伝統的な住居を模したテント「ティピー」が2基設置され、ティピー内や森の中に用意された焚き火台で暖をとりながらくつろげる。ティピーは最大28人まで収容可能なので、ちょっとした休憩所のようだ。

屋外で使用するために設計されたガーデンストーブの「クアルバ」は4面がガラス張り
アートオブジェのようなガーデンストーブ「ティピ」は使い込むほど渋みが増していくという

 モダンでおしゃれな焚き火台は、長野県駒ヶ根市に拠点を置く薪火のライフスタイルブランド「FIRESIDE」と提携したもの。スイス生まれのウッドグリルシステム「ファイヤーボウル」、オブジェのようなガーデンストーブ「ティピ」や「クアド」など3種の焚き火台のほか、大型のガーデンストーブ「クアルバ」が2基設置されている。

自分で火起こしした薪で焼いたピザやマシュマロは格別のおいしさ

 新エリアでは、自分自身で薪から火起こしをし、ピザやマシュマロを焼くなどの焚き火台を使った体験プラグラムも開催予定。火のつけ方や扱い方の注意点などをレクチャーしてくれるので安心だ。ファミリーやカップルなど、火を囲みながら団らんするのもいい思い出になるだろう。

スノーアウトドアエリア「IWATAKE WHITE PARK」で観光を満喫

■レストランやカフェの限定メニューも登場

「CHAVATY HAKUBA」には信州りんごを使った期間限定の冬のメニューが登場

 ゲレンデ内のレストランではこだわりのメニューを味わえ、食事もリゾートの大きな楽しみとなる。中腹に位置する「CHAVATY HAKUBA(チャバティ白馬)」では、信州りんご「ぐんま名月」を使った、「信州りんごのアップルサイダー」や「信州りんごのクリームサンドスコーン」の期間限定メニューを提供している。

冬の限定メニューを用意する「CHAVATY HAKUBA」

■スキー場の設備もますます充実

白馬村の眺めや北アルプスの絶景とともにバラエティーに富んだコースで滑りを満喫

 スキー場の設備もパワーアップし、今季より山頂から山麓まで滑り降りるロングコースの中腹に降雪機を増設。安定した積雪が供給されるので、シーズンの早い時期からゴンドラ回しでトップ・トゥ・ボトムの大滑走を楽しめるようになる。

 白馬岩岳スノーフィールドはゲレンデトップから四方にコースが延びるレイアウトになっており、北アルプスの山並みとともにスキー・スノーボードを楽しめる。ハイシーズンは非圧雪エリアのパウダースノーが最高だ。また、サウスゲレンデに常設されたスノーパークはキッカーやウェーブ、ジブアイテムなどのアイテムを設置。今季はシーズン序盤から楽しめるミニパークも展開予定だ。

 新ゴンドラの運行にはじまり、新たな観光スポット、冬限定メニュー、人工降雪機の増設など、この冬の白馬岩岳スノーフィールドは注目のトピックてんこ盛りだ。

新ゴンドラには今季の注目トピック!

■【動画】実録ドキュメント「白馬岩岳 新ゴンドラリフト」ができるまで

 

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