■梅林を抜けて幕山へ。冬枯れした静かな森を抜けて山頂へ

公園内からみた幕山

 遊歩道を通り、梅林を登っていくと幕山へ続く登山道が見えてくる。山頂までは約1時間25分。登りが続くが、急登などはなく登りやすい。

 冬枯れした森には日差しが差し込み、晴れた日には日差しの温もりを感じながら歩けるだろう。汗ばむほどの陽気になることもあるため、ウェアの脱ぎ着で調節したい。

 単調な道ではあるが、枯れた木々の向こうに景色を望みながら歩けるので飽きないはずだ。途中には休憩できる東屋もあるので、急がずに山頂を目指そう。

日差しがよく入る登山道。梅林を抜けると人がほとんどいないため静か

■山頂から望む湯河原の町と真鶴半島

湯河原の街と相模湾。海の向こうには伊豆諸島も確認できる

 幕山の山頂からは高度感のある海の景色が広がる。相模湾と真鶴半島、そして海の向こうには伊豆諸島も望めるのが特徴だ。山頂には木々があり、展望は限られるがスペースはあるため、海の景色を楽しみながら時間を過ごしたい。

 梅の花見を楽しみながらハイキングを楽しめるのも、2月だからこそできる幕山の楽しみ方だろう。なお、降雪は少ないが気温は低いので、防寒対策を怠らないこと。万が一の凍結などに備え、チェーンスパイクや軽アイゼンなどの滑り止めは携帯したい。

 冬本番の2月、一足早く春を感じに幕山へと足を運んでみてはどうだろうか。

 

【幕山公園から幕山コース】所要時間
幕山公園(0:00)→幕山(1:22)→幕山公園(2:23)
歩行距離:約2.7km
累積標高差:登り 425m、下り 425m
合計所要時間:2時間23分

●【MAP】幕山公園