スキーヤー&スノーボーダーにとって、一度は訪れたい場所「北海道」。12月~1月の外気の平均気温が氷点下だからこそ堪能できるサラサラのパウダースノーは、訪れた人たちを虜にして止まない。
そんな聖地ともいえる北海道にある数多くのスキー場の中でも、ぜひとも訪れてほしいのが「星野リゾート トマム」だ。今回は星野リゾート トマムの全貌と、ぜひとも滑っていただきたいおすすめコースを特徴とともに紹介する。
■札幌からでも高速で約2時間! 豊富なアクティビティがうれしい星野リゾート トマム
星野リゾート トマムは北海道の中央部、上川地方の占冠村(しむかっぷむら)に位置しており、札幌からは約2時間、新千歳空港からであれば約1時間半とアクセスがよく、道東自動車道・トマムICを降りてからスキー場までは約5分と、冬道に慣れていない運転者にとってもうれしい。
最大の特徴は、豊富なアクティビティの数。スキー場には、自然の地形を生かした多種多様なコースはもちろん、2008年に世界で唯一のストーリー型ファミリーゲレンデとして誕生した「アドベンチャーマウンテン」があり、スキーデビュー間もない初心者キッズが楽しめる「二ポの森」と、ウエーブや雪のカベなどさまざまなアイテムで、子どもだけでなく大人の挑戦心もくすぐる「チョッカリ山」の2つのアクティビティが楽しめる。ぜひチャレンジしてほしい。
また、スキーやスノーボードをしない人も、全天候型の屋内プール「ミナミナビーチ」で日本最大級30m×80mのウエーブプールを楽しんだり、氷や雪で作られた「アイスヴィレッジ」では氷で作られたグラスでお酒も楽しめる。まさに、ここだけでしか味わえない特別な体験ができるのだ。
スキー場は、トマムマウンテン(標高1,239m)とタワーマウンテン(標高970m)の2つに分かれており、その数は29コース。山の地形を生かしたコースは滑りごたえ十分だ。コース難易度も上級30%、中級40%、初級30%とバランスよく、初心者から上級者まで満足できること間違いなしだ。また、上級者向けの「上級者限定解放エリア」があり、ゲレンデでは味わえない手つかずの新雪が楽しめるのも特徴となっている(yukiyamaアプリの登録、理念合意書の同意が必要。また、滑走の際はヘルメット着用義務あり)。
雪質は、いわゆる「ドライパウダー」と呼ばれる、湿度の少ない乾いた雪。占冠村は北海道の内陸部に位置するため、沿岸部のスキー場と比べて降雪時の湿度が低く、軽くフワフワな雪が積もる。この雪質は北海道といえど、他ではなかなか味わえないため、訪れる価値は十分にあるはずだ。
■おすすめコース1 最大斜度35度! パウダーを満喫できる「ノーグラビティ」
雪が降った翌日、朝イチで直行してもらいたい「ノーグラビティ」。雲海ゴンドラ下車後、右手に進んで行くと見えてくる平均斜度26度、最大斜度35度の星野リゾート トマム最上級コースだ。深雪の浮遊感を最大限に味わえること間違いなしなのだが、雪が降らなかったときは、圧雪されていない自然のままのコースで自分の技術を試してみるのもよいだろう。
かなりの急斜面で、尻込みしてしまいそうになるが、滑り切った後の達成感は他のコースでは味わえない。両サイドに木々が生い茂る中をハイスピードで滑り抜けてみよう。
■おすすめコース2 ノーグラビティに次ぐ、上級者コース「ノーススター」
まだ「ノーグラビティ」を滑り切る自信はないけれど、急斜面の深雪にチャレンジしてみたいという方へおすすめしたいのが「ノーススター」だ。最大斜度30度と「ノーグラビティ」同様決して優しいコースではないが、ドライパウダーの深雪を楽しむには最適コースと言える。全長500mと「ノーグラビティ」よりも270mと短く、体力に自信のない方も安心だ。
深雪を滑るポイントは、スキーを必要以上に踏みすぎないこと。深雪特有の浮遊感を感じながらスキーの落下に合わせてターンしてみよう。「ノーススター」で特訓して、次は「ノーグラビティ」にぜひチャレンジしてほしい。