■サンドペーパーで形を整え、仕上げる

グリップエンドパーツはパテに比べ硬いため、少々根気がいる

 パテが固まったらサンドペーパーで削って形を整えていく。今回は#240のペーパーで形を整えたのち、#600のペーパーで仕上げた。

 硬化時間の指定があるパテを使用する場合は順守するように。

ペーパーをかける際、傷つけたくない箇所にはマスキングテープや養生テープでカバーしよう

 サンドペーパーをかけたことで、修復した部分の周辺だけ色味が変わったため、コルクグリップ全体を仕上げ用サンドペーパーで磨いてグリップ全体の見た目をフレッシュにした。

 グリップエンド付近はいかにも修理をしました、という見た目になったが、このロッドで釣行を重ねることで、また風合いに馴染んでいくことだろう。

■愛着のあるタックルを末永く使おう

 近年では長尺の荷物を発送することに制約が多く、特にネットショップで購入したロッドなどは修理が手間となりがちだ。

 釣具店も減少傾向にあり、近隣に修理対応可能な店舗がないアングラーも少なくないと思うが、今回のようにDIYできる程度の修理であれば挑戦してみてはいかがだろうか。

 使用期間の長いタックル(釣り道具)ほど愛着がわいてくるもので、そのタックルで得た釣果は、いつまでも大切な思い出として残り続けることだろう。