■タイムスリップした気分で眺める城下の眺め

忘れていたことや新たな知識も追加して。歴史の勉強もできる、学びの多い登山です

 せっかくなので、入場料を支払い(大人200円。2024年11月現在)城内へと足を進めました。

 天守閣を下から順番に巡っていきます。展示物と説明書きに目をやりながら徐々に上がって最上階へ。ここは全方向がベランダになっており、ぐるりと歩いて回ることができます。登ってくる途中、館内で仕入れた知識をもって眺める景色はまた格別です。取材日はあいにくの空模様で山並みの眺望には恵まれませんでしたが、屋根瓦越しに広がる街を眺めながら、戦国時代の景色を想像したりしてワクワクしました。

史跡をハイキング。天気のいい日に、のんびり行楽してもいいかも

 山頂部には博物館や史跡もあります。ロープウェイの山頂駅に近づくとカフェやレストラン売店、さらにはリス村まで! 展望台から見下ろす景色は、天守閣から見るのとは角度が違って、こちらも見応えがあります。期間限定、ロープウェイのナイター営業時なら夜景も楽しめるスポットとなっているそうです。

展望台からはロープウェイも見えます。天気がいい日にはずいぶんと遠くまで眺められるそう

 ここまで来たついでに? 下山はロープウェイを利用しました。森を空中から眺めながらあっという間に麓に到着です。ちなみに歩いて下山するなら、 “めい想の小径(水手道)”や“七曲り登山道(大手道)”が向いているでしょう。さらに、山の東側にはハイキングコースがいくつかあります。

 このところ気温が乱高下しています。登山予定日に高標高の山の天気が大荒れのときなど、プランB、バックアップ代わりの代替プランを考えておくといいですね。