兵庫県姫路市にある「姫路城」は、1993年12月、奈良県の「法隆寺」とともに日本初の世界文化遺産に登録された。「日本100名城」はもちろん日本の城に関するランキングでは、度々1位に選ばれる人気の城だ。
今回は姫路城と、美しい紅葉が楽しめる姫路城敷地内の日本庭園について紹介する。
■日本初・世界遺産の城「姫路城」
●姫路城へのアクセス
姫路城へのアクセスは、大阪からは車でおよそ1時間30分。
電車を利用する場合は、JR大阪駅から新快速でJR姫路駅まで約1時間。JR姫路駅・山陽姫路駅からは徒歩約20分、もしくは神姫(しんき)バスで姫路駅(北口)停留所から姫路城大手門前で下車、徒歩5分で姫路城に到着する。
●姫路城について
姫路城は、江戸時代初期に建てられた天守や櫓(やぐら)などの主要建築物が現存し、400年以上が経過した現在も美しい姿を残している。世界文化遺産に登録されているほか、国宝や重要文化財にも指定されている。
白漆喰(しろしっくい)で塗り固められた白い城壁や、外からは屋根が5層に見えるが内部は地下1階・地上6階の、5層7階になっている大天守などが特徴。別名を「白鷺(しらさぎ)城」といい、青い空に白壁が映える美しい城だ。
●姫路城のライトアップ
また、姫路城では日没から24時まで、白漆喰が最も映える白色ライトアップを実施している。さらに、毎日20時と21時から各15分間、季節に応じた色のライトアップの演出もある。
これにより夜間は、真っ暗な夜空に浮かび上がる姫路城の姿を堪能できる。
姫路城
住所 〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
電話 079-285-1146
料金 入城料:大人(18歳以上) 1,000円、小人(小・中学生、高校生)300円 姫路城・好古園共通券:大人1,050円、小人360円
※開城日時はホームページよりご確認ください
ホームページURL https://www.city.himeji.lg.jp/castle/
■美しい紅葉が楽しめる「好古園」
「姫路城西御屋敷跡庭園 好古園(こうこえん)」(以下、好古園)は、姫路城の南西に造営された庭園で、1992年に姫路市制100周年を記念して開園された。世界遺産・姫路城を借景にした本格的な日本庭園で、約1万坪の広さを誇る。大小さまざまな9つの庭園群があり、時代劇や映画のロケ地としても利用されている。
秋には美しい紅葉を楽しむことができ、例年11月中旬頃から11月下旬頃に紅葉の見頃を迎える。
好古園へ行くには、姫路城の敷地内からは堀に囲まれていて通行ができないので、いったん大手門から外に出る必要がある。橋を渡って右側へ進む。大手門から好古園入口までは徒歩5分ほどだ。
園内散策の所要時間は通常、30分から1時間程度。紅葉の時期は特に見応えがあるので、1時間以上かけてじっくり鑑賞したいところだ。
好古園では11月15日から12月1日の間、紅葉した木々をライトアップする「紅葉会(もみじえ)」が開催される。期間中は、開園時間を20時まで延長。昼間とは異なる幻想的な景色を見ることができる。
好古園
住所 〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
電話 079-289-4120
料金 大人(18歳以上)310円、小人(小・中学生、高校生)150円
※開園日時はホームページよりご確認ください
ホームページURL https://www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/index.php