京都は神社仏閣、和風建築、古い町並みなど観光スポットは枚挙にいとまがない。そして、紅葉シーズンの神社仏閣の中には夜間の特別拝観を実施している所があり、昼間とは違い幻想的な雰囲気へと変わる。しかし、公共交通機関だと時間がかかり効率よく回れない。
車やバイクがあれば回れるが、そういった移動手段を持たない旅行客にとっては悩ましいことだ。ただし方法はある。昨年実際に観光で訪れた際に使った交通手段と拠点を公開しようと思う。3時間あればライトアップ寺院と市街地観光を満喫できる。
■多方面へアクセスしやすい立地! レンタサイクルが旅行者の味方! 「はる家 東山」
まず筆者が拠点にしたのは、京都駅から地下鉄東西線で約15分の「東山駅 出口2番」から徒歩約3分のところにある「はる家 東山」だ。約100年前に建てられた町屋を改修し、昔ながらの日本の古民家を満喫できる宿だ。
そして宿泊を決めた理由は、レンタサイクルを提供しているからだ。夜間の観光は時間がシビアになるため、自転車は必需品だ。筆者はここで自転車を借り、永観堂、清水寺、夜の祇園商店街などに行くのに活用した。
大通りにもすぐ出られるほか自転車で清水寺まで約25分、祇園まで約10分など各名所へ行きやすい立地。低予算で泊まれるゲストハウスで、談話エリアでは他の宿泊客と情報交換もできる。
はる家 東山
〒605-0026 京都市東山区古川町542番地4
TEL 総合予約 075-533-3310(8:30~14:30/16:00~21:00)
レンタサイクル 1,100円(税込)
ホームページURL:https://yado-haruya.com/higashiyama
■紅葉とライトアップで一面が赤く光る! 池に映る紅葉が美しい「永観堂」
「はる家 東山」から自転車で約20分。1000年以上の歴史を持つ永観堂禅林寺。境内は紅葉した木々で囲まれていて、ライトアップされて更に彩を濃くしていた。大きな境内を道なりに進むと、放生池が見えてくる。水面に反射している岸辺の木々の美しさと迫力、後方の多宝塔の存在感が素晴らしい。ただし、池に架かる橋の上での撮影は禁止されているので気をつけよう。
道中は人混みも少なく、多くの人が徒歩移動だった。広いお寺で参拝時間もかかるため、ほかに回りたい場所がある人にとってすばやく移動できる自転車利用は有効だ。
永観堂禅林寺
〒606-8445 京都市左京区永観堂町48
TEL 075-761-0007
ライトアップ期間 2024年11月11日(月)~ 12月1日(日)
受付時間 17:30~20:30(21:00閉門)
拝観料 ライトアップ時 一般700円(中学生以上)
駐輪場 あり