暑さも落ち着き、秋を感じる時間が少しずつ増えてきた。秋といえば、紅葉を思い浮かべる人が多いと思うが、関東近郊の多くは11月に見ごろを迎えることから、きれいな紅葉が楽しめるのはまだ少し先だ。

 そんな本格的な秋が訪れるまでの時期に楽しめるスポットを紹介する。

■東京の山の代表格、高尾山でゆっくり秋に触れる

高尾山口駅近くの山から望む、朝焼けに染まる景色

 1つ目に紹介するスポットは高尾山。紅葉の最盛期である11月には多くの人が訪れる場所だ。紅葉前の時期に訪れる人はそれほど多くはなく、それでいて夏と比べ気候も涼しくなることから、この時期は登りやすくゆっくり高尾山の自然を感じられるタイミングとなる。

 また高尾山を訪れた際には登山だけでなく、参道にあるお店や周辺の施設も楽しめる。混雑しておらず、お店をゆっくり楽しめるのもこの時期に訪れるメリットかもしれない。

■秋川渓谷でゆっくり自然に触れる

秋川渓谷に流れる川面は見てるだけで癒される

 次に紹介するスポットは秋川渓谷。東京の西側に位置し、バーベキューやキャンプに訪れる人が多い場所である。東京の中でも圧倒的な大自然が残っているこのエリアは、深く入れば入るほどたくさんの自然を見ることができるのだ。

 夏と紅葉の時期の賑わいの間のゆっくりとした時間が流れはじめる秋川渓谷で、自然を独り占めできる。少し紅葉し始めた木々のコントラストのある景色や自然のうつろいを感じるのはこの時期ならではといえよう。