■常念岳山頂へ!

雲海から昇る朝日を拝む

 天気にもよるが、常念小屋では雲海から昇る朝日を拝むことができる。1日のはじまりに元気が出る景色を眺めてエネルギーをチャージし、しっかり朝ご飯を食べて、山頂アタックの準備をした。

 テントを撤収し、重いザックは小屋にデポさせてもらい、アタックザックに必要な行動食・水を入れて、身軽な装備でいざ山頂へ!

小屋から山頂へは1時間、ガレ場を歩いて目指す

 常念小屋から常念岳山頂までは1時間ほど、ガレ場を歩いて目指す。途中、偽ピーク(山頂の手前にある高所地点。山頂についたと勘違いすることが多い)があるので、ぬか喜びしないように歩を進めよう。

 山頂までは1時間ほどのコースだが、足場がガレ場であることで体力を要する。こまめに休憩をとりながら、焦らず自分のペースで進もう。

常念岳山頂からは北アルプスの山々を眺めることができる

 常念岳山頂からの景色は360度の大展望。青い空の下、北アルプスの山々を拝むことができる。多くの登山客がここで景色を楽しみ、達成感を味わっている。

 憧れの北アルプスの一峰である常念岳山頂に立ち、達成感と感動に浸りながら、心ゆくまで景色を楽しんでから下山。常念小屋で荷物を回収して、重い荷物を背負い直して一ノ沢登山口へ。

 常念小屋から一ノ沢登山口までは3時間強。最後まで気をつけながら、休憩を挟みながら確実に下山しよう。

■この秋は常念岳で北アルプステント泊デビュー

 常念岳登山はコースタイムがやや長いものの、1泊2日で行程を組めば、北アルプスの山々の中では挑戦しやすい。雲海に浮かぶ朝日や朝焼け、憧れの槍ヶ岳や穂高連峰を眺めながらゆっくり過ごせるのはテント泊・小屋泊登山ならではの醍醐味だ。

 北アルプスの中で挑戦しやすいとはいえ、登山には危険がつきものだ。事前にしっかりルートを調べて予定を組み、体力作りはもちろんのこと、テント泊に必要なザックやテントなど、安全な登山に向けた事前準備はしっかりしておこう。

 この秋はぜひ、憧れの北アルプスでのテント泊デビューとして、常念岳登山に挑んでみてほしい。

常念小屋からの景色も圧巻。この景色を眺めながらゆっくりできるのが1泊登山の醍醐味だ

【穂高駐車場へのアクセス】
長野自動車道・安曇野ICから約30時間
日本、〒399-8303 長野県安曇野市穂高6632-3
駐車料金:無料(約180台)

●【MAP】安曇野穂高駐車場

【常念小屋】
テント泊 2,000円(1人)
小屋泊:1泊2食付き15,000円
1泊夕食付 13,000円
1泊朝食付 12,000円
素泊り 10,000円

【Webサイト】https://www.mt-jonen.com