■愛好家だけじゃない、キャンパーにもおすすめ
利便性のよい「ころぼっくるひゅって」は、たくさんのハイカーに愛されているが、キャンパーにもおすすめだ。近隣のキャンプ場を訪れた際、ぜひカフェとして利用してほしい。
筆者は「姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド」を訪れた際、隣のサイトのキャンパーに「騙されたと思って行ってみてください」と強く勧められ、撤収日に遅めの朝食を食べに行ったことがある。
週末であったため混雑していたが待ったかいもあり、大自然という非日常空間で絶品の朝食にありつけた。強く勧めてくれたキャンパーさんに感謝である。
●『ゆるキャン△』聖地巡礼! ボルシチだけじゃない、極上の朝食
カフェのオーダーは、テーブルでメニューを選んでから、カウンターで注文をする。先にお会計を済ませて席に戻り、名前を呼ばれたら再びカウンターへ取りに行く。このセルフスタイルに「山小屋の不精をお許しください」と掲示されていたが、高地で飲食できる環境に、逆にお礼を伝えたくなった。
『ゆるキャン△』で、りんちゃんが山小屋で注文したことでも有名なボルシチは、ファンにとっては外せない一品であろう。しかし、実は他にもおすすめメニューはたくさんある。
サイフォンコーヒーは、キャンプでのドリップコーヒーとは違ってすっきりとした味わい。フラスコを眺めてるだけでも、贅沢な気分になる。
格子状の深い切れ目にバターがたっぷり塗られた約4cmの厚切りバタートーストも忘れてはならない。シナモンシュガーやいちごジャム、はちみつチーズなど6種類のトーストの中から筆者は、プレミアムはちみつトーストをセレクト。あまりのおいしさに、お土産でこのトーストに使われていた「百花はちみつ」を購入した。
お土産コーナーでは、オリジナルのカップ等が売られており、壁には、『ゆるキャン△』の山小屋シーンの写真が貼られていた。
天気のよい日には車山高原を一望できるテラス席で、寒い日には趣ある山小屋の暖炉に癒されるのもよい。鳥のさえずりとともに雄大な高原の中でいただく朝食は贅沢の一言。優雅な時間に、自然と感謝の気持ちが溢れた。
ここでは生活水を約170m下の水源からポンプでくみ上げている。山の水はとても貴重であるため、水は飲みきれる分だけ注ぐよう張り紙があった。当たり前のことであったが、便利すぎる生活に慣れ、忘れていたことを思い出させてくれた。
■今も続く温かさ! 歩かなくても訪れたい百名山
登山者の安全を守るためにそこにありつづけるという歴史を積み重ねてきた山小屋は、今も変わっていない。「ころぼっくるひゅって」は、霧ヶ峰の自然を満喫できるよう、温かい飲み物とおいしい食事で今でも登山者、キャンパーを迎えてくれる。
ハイカーだけでなくキャンパーにも、ぜひこの自然とおもてなしを満喫してもらいたい。ハイシーズン中の週末はかなり混むので平日がおすすめだ。
●施設名 ころぼっくるひゅって
住所 〒392-0008 長野県諏訪市 霧ヶ峰車山肩(無番地)
電話番号 0266-58-0573
営業時間 9:00〜16:00(ラストオーダー15:30)
※2024シーズンは、4/20(土)から11/24(日)までの営業(木曜日定休。ただし7〜8月は無休)
ホームページURL @korobokkuru_hutte(Instagram)
ころぼっくるひゅって(Facebook)
※営業日時はInstagramなどをご確認ください
※この記事の情報は2024年7月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。