『ゆるキャン△』の聖地巡礼地「ころぼっくるひゅって」。霧ヶ峰高原の中心地で、車で白樺湖からビーナスラインを15分ほど行ったところにある山小屋だ。

 今回は、キャンパーにもぜひ訪れてもらいたい山小屋「ころぼっくるひゅって」を紹介する。

■「ころぼっくるひゅって」とは

趣ある山小屋

 「ヒュッテ」とは、ドイツ語で山小屋を意味し、その名の通り登山者の宿泊や休憩の場所だ。ころぼっくるひゅっては、ビーナスラインが開通する前の1956年に作られた。当時はどこへ行くにも徒歩で、山小屋で使う物資は何kmもの道を背負って運んだらしい。

 沢から運んだ水はどれだけ貴重であったか。徒歩で物資を運んだ当時の人たちの苦労は計り知れない。それでも登山者たちが安全に過ごせる避難小屋として、ころぼっくるひゅってはそこにあり続けた。

■「霧ヶ峰高原」とは

愛犬と散歩

 霧ヶ峰は日本百名山の1つで、八島ヶ原湿原、踊場湿原、車山湿原の3つからなる霧ヶ峰三大湿原は国の天然記念物であり、さまざまな動植物の宝庫となっている。7月中旬には高山植物「ニッコウキスゲ」の見ごろを迎え、たくさんのハイカーで賑わう。さえぎるものがなく見渡す限り緩やかな起伏が続く高原は、眺めているだけでも雄大な気持ちになり大自然を満喫できる。