■コジーは、軽い防寒着感覚
まず、アルミのクッカーを剥き出しのまま放置したものから測定をスタートしてみましょう。ご飯や飲み物を作って、少しの間テーブルに置きっぱなしにしてしまった状況に近い形です。
結果はわずか20分後にも関わらず、温度は40.6℃まで下がりました。40℃といえば、ほぼお風呂と同じ温度で、口にしてみると冷たくはないですが、ほとんど温かさは感じません。
ちなみに、同じく冷えやすいステンレス製のシェラカップでも実験をしてみましたが、ほぼ同じ数字が出ました。外気温10℃、ほぼ無風の環境下での結果と考えると、朝晩の時間帯に風など吹いていようものなら、もっと低い数字が出そうです。
では、そのクッカーをコジーに入れるとどの程度の変化があるでしょうか。
こちらの結果は50.3℃。口にすると、少し冷めているかなと感じるくらいで、まだほんのり温かさを感じられる温度です。コジーに入れただけで保温力が上がっていることがわかりますが、単体での効果はそれほど高くはありませんでした。
着ていないウェアやタオルをコジーの上から巻くと、さらに保温力を高めることができます。アルファ米を戻す際などに有効な手段です。