■市内の散策にも出かけよう

なまこ壁の土蔵が並ぶ「中町通り」。蔵はそれぞれ店舗などに改装されている

 松本市の見どころは松本城だけではない。漆喰で作られた「なまこ壁」の土蔵がいくつも残る「中町通り」は、民芸家具や飲食店などのお店が並び、あちこちの店を立ち寄りながら買い物や食事を楽しめる。また、市内を流れる女鳥羽川に沿って「縄手通り」が延び、こちらは小さな商店が長屋のように並んでおり、雰囲気がいい。

 すぐ側に鎮座する「四柱神社」はすべての願いごとを叶えてくれるという人気パワースポット。こちらもぜひ参拝したい。市内はあちこちから北アルプスを眺めることができ、長野らしい山岳風景を楽しみながら散策できるのも魅力だ。 

ノスタルジックな雰囲気が漂う「縄手通り」も観光客に人気のスポット
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■松本グルメも味わいたい

小分けしたそばを「とうじかご」に入れて鍋で温めて食べる「とうじそば」

 松本城や松本駅の周辺は飲食店やお土産屋などが点在し、散策しながらグルメや買い物を楽しめる。長野の名物といえばやっぱり「そば」だろう。市内にもさまざまなそば屋があるが、独特なのが「とうじそば」。奈川というエリアで古くから伝わる郷土料理で、山菜やきのこなどを煮込んだ鍋に、竹を編んだ「とうじかご」へそばを入れて軽く湯がいてからいただくというのが特徴。温めて食べられるので、寒い時期にぴったりだ。

 また、「山賊焼き」も松本市をはじめとする長野の名物グルメ。にんにくやしょうがなどが入った醤油ベースのタレに鶏肉を漬けこみ、片栗粉の衣でカラリと揚げたもので、これも市内の飲食店で食べられる。

ボリュームたっぷりの「山賊焼き」は定食や丼などで食べられる
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