■コストをかけてでも行きたい特別な滑走環境がある
ルスツリゾートは、札幌市内からも、新千歳空港からもクルマで約90分でアクセスできる通年型のマウンテンリゾートだ。
滑る環境としては、なにより山の大きさ、コース数の多さが際立つ。ゲレンデには「ウエストMt.」、「イーストMt.」、そして「Mt.イゾラ」という3つのピークがある。
そこに、4つのゴンドラと14のリフトが設置され、単独のスキー場としては日本最多の37ものコースをレイアウトする。そのスケールは圧巻なのだ。
そのなかにエキスパートを喜ばせる急斜面、パウダーが楽しめる非圧雪のコースも多数あるのはいうまでもない。
ルスツは比較的海に近いが、山間部にあるため、そこに降る雪は水分量が少なく軽い。水分がわずか5%というドライなパウダーである。それは、まるで無重力空間に漂うような不思議な感覚を味わわせてくれる。
ベースには、ルスツリゾートホテル&コンベンション、ウェスティン ルスツリゾートなど、豪華でホスピタリティ抜群のリゾートホテルを構える。クオリティの高いレストランのラインナップも豊富。温泉・スパの楽しみもしっかりある。
滑り、宿泊、食、温泉とトータルで高いクオリティを誇るルスツへは、ウインターシーズンのメインイベントとして、コストをかけてでも連泊するのがオススメだ。
ルスツリゾートのここがオススメ!
・国内屈指のビッグゲレンデ
・水分量の少ないサラサラのパウダー
・リゾートとしての高いクオリティ
●SNOW DATA
■パウダー滑走が最高に楽しい! おすすめ「3コース」
●A:【スーパーイーストコース】非圧雪の急斜面で究極パウダー体験を
・滑走距離:500m
・斜度:最大40度/平均32度
・斜面の向き:東
イーストMt.山頂を起点にするルスツ最大斜度(40度)を誇るオフピステ急斜面。それだけに、たっぷり降雪のあったあとの朝イチはダイナミックな高速パウダーランを約束してくれる。ただし、降雪がないときは、サイズの大きなコブができやすい。それはそれでチャレンジしてみたくなる。
●B:【ヘブンリーキャニオンコース】ライトな雪が溜まりやすい非圧雪ロング斜面
・滑走距離:1850m
・斜度:最大29度/平均13度
・斜面の向き:東
ここは、Mt.イゾラの最深部、ヘブンリーエリアを代表する非圧雪コースである。沢筋にあるために風に運ばれた雪が溜まりやすいうえ、コース長は1850mにも及ぶ。そんな抜群の環境なので、スキーヤー・スノーボーダーを問わず、パウダー好きが続々と集まってくる。
●C:【ヘブンリースピリットコース】ハイスピードでドライパウダーのなかへ!
・滑走距離:550m
・斜度:最大22度/平均19度
・斜面の向き:北
ルスツのドライパウダーをとことん味わうことができる斜面だ。ヘブンリービューコースから、スピードに乗せたまま飛び込むことが可能。その瞬間、全身にアドレナリンが分泌する感覚も。さらに最大22度という斜度が500m近くも続き、興奮はクライマックスに。